教養ある大人が密かに実践する「知的な習慣」

ただ情報を消費する生活から抜け出すために

気になった情報との一期一会は、積み上げることでネットワークのようにつながり始める(写真:LucidSurf/iStock)
知的な生活を送りたい、教養のある人になりたい――。新年、そんな目標を持つ人もいるのではないでしょうか。仕事や人生を知的に変えるヒントを紹介した『知的生活の設計―――「10年後の自分」を支える83の戦略』を書いた、研究者でブロガーの堀正岳氏に、そのコツについて語っていただきます。

私たちは日々膨大な情報に囲まれていますが、そうした情報をただ消費するだけでなく、有益な知識を蓄積し、自ら生み出すことで、知的な生活を送りたい。そう考える場合、いったいどうすればいいでしょうか。筆者はそう考えるひとりで、過去さまざまなことを試してきました。何をして「知的」というのかは人によりけりで考え方が違うと思いますが、筆者なりの考えと取り組みを今回の記事では述べてみたいと思います。

『知的生産の技術』(岩波新書)の著者である梅棹忠夫氏は、「なんらかの新しい情報が生まれること」が知的生産には必須であるとしています。

たとえば本を読めば感想が生まれます。心を動かす本を読めば、自分でも書いてみたくなるかもしれません。あなたが情報に触れた結果、以前は存在しなかった新しい言葉や表現が生まれることも、広い意味で見た場合には「新しい情報」といえます。

しかし筆者は「新しい情報」にはもう1種類あるように思います。それは、必要な情報を積み上げることで、それまで見えていなかった「つながり」が見いだせるようになるということです。

「王は死んだ! 王様万歳!」

私が大学生だった頃、とある有名サッカー選手の引退とその後について英語で書かれた記事の中に、以下のようなフレーズがありました。

The King is dead, long live the King!(「国王は死んだ。国王万歳!」)

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