アメリカには、子どもを預かってくれる人がいないけど夫婦でデートをしたいという親のために、「ペアレンツ・ナイト・アウト」という有料サービスを定期的に行う幼稚園があるそうです。親がデートしている間、子どもたちはいつも遊んでいる友達と一緒なので安心して遊び、パジャマに着替え、保育士さんが寝かしつけまでしてくれる。そして寝た後に親が迎えにくるというシステム。これは、「親がたまにデートするのはいいことだ」と教育機関でも認められているということでもあります。
スペインではいまのところこういうサービスは聞いたことはないですが、デートをするママパパの話はよく耳にします。
でも、日本で夫婦デートをするのはまだまだ少数派。日本人は「親になったら個人の自由や楽しみを捨てるものだ」という固定観念を持った人がまだまだ多いのがその理由なのでしょう。
2人でじっくり話せる時間が夫婦生活のキモ
でも、そうやって日本の大抵の親が諦めている多くのこと……夫婦だけで、映画館に行く、ゆっくり買いものをする、じっくり話し合う、子連れじゃ入れない店に行く、大人向けのライブに行く……。こういう日を定期的に持つだけで、夫婦関係は変わります。そしてそういう時間の積み重ねは、老後の夫婦関係にも大きな影響を及ぼすのかもしれないなあ、と定期的にデートするようになって思ったのです。うちの場合はデートでまで仕事の話をよくしていてかなり色気がないのですが(笑)、それでも、お互いの仕事の苦労がわかったりすることで、相手に対して優しい気持ちが持てるようになれるなあ、とも思いました。
ちなみに、デートに行く際には、息子には「デートに行く」とそのまま伝えます。最初はそう言うのが気恥ずかしかったりもしたのですが、息子が「ママとパパはたまにデートに行くものなんだ」と思って育ったほうが、息子が将来パパになったときにも普通に妻をデートに誘うステキな男になるかもしれない、と思ったからです。
そういえば最近、日本の友人(結婚して10年以上、3人の子持ち)夫婦が10年ぶりのデートをした話を聞きました。最初は気乗りもしていなかったのが、夫婦で映画『ボヘミアン・ラプソディ』を見て、その感想でかなり盛り上がったとか。うちの夫婦の場合、映画は好みが違いすぎたり感想が割れたりしてデートに向かないのですが、でも久々のデートのセレクトとしては『ボヘミアン・ラプソディ』はかなりよさそう! と思ったりもしました。
しょっちゅう家事育児分担をめぐってのケンカをしている、という夫婦なら、いっそ「ケンカするためのデート」をするのもひとつの手かもしれません。子どもの前で夫婦ケンカはしないにこしたことはないし、外でなら人目もあるのでケンカじゃなくてちゃんと話し合いになるかもしれないから。これこそ夫婦ならではのデートです。
というわけで今回のまとめ
↓
定期的に夫婦デートをしてみよう!
みなさんの家庭では「夫婦デート」はしていますか? よかったらコメント欄で教えてください。
さて、今回は「海外生活の影響で変わったこと」について描いてみましたが、次回は「海外生活の影響を受けても変わらなかったこと」について描いてみようと思っています。
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