フェイスブックの働き方がこうも自由なワケ イノベーションを起こす組織作りのカギは?
フェイスブックの社内は「街」のようだった
今年の流行語大賞にノミネートされたGAFA。
Google、Apple、Facebook、Amazonの頭文字で、IT市場を席巻し、動向を見逃せない有名企業たちだ。GAFAの1つであるフェイスブック社を取材した。
アメリカ西部、カリフォルニア州。ここには、世界初となる商品やアイデアを次々と世に送り出すシリコンバレーがある。世界の名だたる企業がここに集結する、まさにIT産業の一大聖地だ。
そこでひときわ巨大なオフィスを持つのが、フェイスブック社である。
フェイスブックは、2004年、当時ハーバード大学の学生だったマーク・ザッカーバーグ氏が創業。人と人とをつなげる新しいビジネスで、ネット上で家族や友人はもちろん、知らない人ともつながることができる場を提供している。いまや月間アクティブユーザー数は22億人を超え、世界で3人に1人が利用しているサービスになった。
フェイスブック社の敷地内に一歩足を踏み入れると……。そこに広がっていたのは、まるでひとつの街のような光景だった。気持ちのよい木漏れ日が降り注ぐ並木道。屋外のそこかしこにベンチがあり、コーヒー片手に社員同士がおしゃべりしている。ここで、世界中から集まった頭脳、1万7000人が働いているのだ。
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