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文科省スキャンダル「秘書通行証貸与」の焦点 なぜ面識のない人に貸与?

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彼らは情報を運び、ある意味で立法活動に寄与している。また「国家機密が盗まれる」などと心配する必要もない。そもそも議員会館には外に漏れては都合の悪い金銭などの「事務所の機密」はあっても、「国家機密」などあるはずはない。

また通行証を発行する際に議員の許可を要するが、これは身元保証もしているのも同然だ。さらに選挙の都度、各事務所に割り当てられている通行証は更新しなければならず、以前の通行証は使えなくなる。これは一度当選してしまえば、終生「前議員バッジ」を支給される議員経験者とは大きく異なるところだ。

ちなみに一度バッジの味をしめると忘れられないようで、「落選した議員がバッジを付けてしょっちゅう来るが、うさんくさい口利き話を持ってきて困る」と秘書が漏らしているのを何度か聞いた。

このような実情を見ていけば、大西氏が谷口被告に通行証を交付したこと自体、さほど問題があるわけではないことがわかる。

問題の核心はどこにあるのか

問題はなぜ谷口被告をほとんど知らなかった大西氏が通行証を発行したのかという点だ。

なお谷口被告が逮捕された後にその妻を名乗る人物がホームページを開設し、次々と“関係者”の写真をアップしていた。その中に大西氏の姿はなかったが、大西氏が谷口被告へ通行証交付を求められたと主張する吉田氏や谷口被告が「政策顧問」を名乗っていた羽田氏はしっかりと写真に収まっている。

問題の核心は文科省の汚職事件の構図であって、谷口被告に交付された通行証ではない。にもかかわらず、ほかに目を向けさせようという動きがあるのなら、それこそ何かしらの意図があってのことに違いない。 

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