「途上国の女の子」差別や危険が当然な日常

刷り込まれた男女の役割分担に変革を!

「内発的な気づき」は、継続的な発展のために最も重要な起点であると、僕たちは考えています。プラン・インターナショナルの支援は、そのための側面支援です。僕たちはよく「同心円」を描いています。子どもたちが中心にいて、その周辺に家族がいて、その外にコミュニティがあって、その外に行政やローカルNGOがいて。僕たちは直接子どもや親に支援するのではなく、例えば、子どもたちが自分たちをキャパシティビルディング(ある目標を達成するために必要な能力を構築・向上せること)できるように支援する。親が子どもたちをサポートしようとする努力を側面支援する。コミュニティが、子ども、親、コミュニティ全体を自分たちで良くしていこうとする取り組みを側面支援する。行政がコミュニティをサポートしようとする努力を側面支援する。ローカルNGOが行政や地域社会をサポートしようとする頑張りを側面支援する。このように地域レベルでの「自助努力」を支援するということです。

でもそれは「言うは易く行うは難し」で、継続性が一番大事です。持続していくためには、当事者である子どもたち、親、コミュニティ、行政、 ローカルNGO、それぞれが、「それをやりたい。それをやったら自分たちは良くなっていく」ということを感じる、その気づきや発見のきっかけになりたいということが、プラン・インターナショナルの支援の根っこ。それができなければ、ただやって、去って、終わりとなってしまう。

まずは”知ること”から

馬野さんと貯蓄貸付組合の女の子たち(写真:©︎国際NGOプラン・インターナショナル)

2015年時点で、世界の全人口の約83%が「途上国」と呼ばれる国に住んでいます(※世界人口推計2017年改訂版より)。世界の人たちを無作為に10人集めたら、8人は途上国の人たちです。途上国というのは、精神的にも物理的にも遠い国かもしれないけれど、生活の中では本当に身近な存在です。社会のこと、途上国、世界のことを皆さまとともに一緒に知って学んでいけたらと思っています。

「公益財団法人プラン・インターナショナル・ジャパン」については「GARDEN」当該記事へ
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