才能がないと嘆く人はマネが徹底できてない デキる人の言葉を聞かずに行動を完コピせよ

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

「頭のいい人や出来のいい人の“言葉”は、聞く意味がない」と僕は思っています。

なぜそう思うのか――?

“すごくできている人”って、自分がどうしてそれができているのかがよくわかっていないからです。なぜなら、できないことで悩んだことがないから。“できちゃってる人”には、上達するための説明はできないのです。説明できないどころか、レベルに到達していない人を見たらイライラが募って「なんでこんなこともできないんだ!」なんてことも言いかねません。

できる人の「行動」を完コピする方法

“できる人”にとっては、“できることが当たり前”すぎて、“普通の人にとっては難しい”ということを認知できていないことが多いのです。

メモじゃなく動画を使って、できる人の「行動」を完コピせよ!

「まねする」ということについて、もう少し掘り下げていきましょう。

僕がいつも言うのは、「頭のいい人の“行動”を完コピしろ」ということです。

いい成績を取りたいと思ったら、頭のいい人(できる人)に「どうやって勉強したら、できるようになるんですか」と聞きたくなりますよね。でも、実は、そんなノウハウを聞いても意味がない。

それよりも、あなたがすべきことは――「普段どんなふうにやっているのか、今ここでやってみてください」とお願いすることです。

たとえば営業成績がめちゃめちゃいい人に「営業のやり方を教えてください」と相談して、アドバイスを受けても、あなた自身の営業成績を上げるための効果は少ないでしょう。

それよりも、一緒に営業先へ同行して、その人がどんなふうにあいさつしているか、どんな表情で相手に話しかけているのか、どんな言葉遣いで話しているのか、どんな順番で話をしているのか……をしっかり観察して、それと同じ行動を“完コピ”するほうが、成績上昇に直結します。

さて、完コピするときに、いちばん近道で効果のある方法をお教えしましょう。

それは、頭のいい人、できる人の行動を、動画で撮影することです。そして、動画を見ながら、彼のどこに「うまくいくポイント」があるのかを見つけるのです。

「わざわざ動画を撮らなくても、(手帳などに)メモをしたらいいじゃないか」と思う方もいるかもしれませんが、《動画撮影》と《手書きのメモ》は、根本的に大きく違います。手書きのメモには、書く人の主観が入ってしまうので、自分が見たいところだけを見て、大事なことを取りこぼす可能性がある。そのため、メモだけでは、どんなに参考にできることがあっても、勉強でも仕事でも思ったように成績が上がらないのです。

次ページ動画を撮って後で映像を見ながら分析
関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事