才能がないと嘆く人はマネが徹底できてない デキる人の言葉を聞かずに行動を完コピせよ

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人間が唯一、他人を完コピできるのが「行動」です。思考なんて、一人ひとり全然違っているので、計測できませんし、まねしてもできているかどうかわからない。「完コピできたかどうか」が、はっきりわかるのは“行動だけ”なのです。

「言葉」よりも「行動」のほうがいい理由

できる人のまねをするとき、「言葉」よりも「行動」に注目する理由について、言語学の言葉を使って、もう少し詳しく説明しましょう。

言語学には「シニフィアン」(意味しているもの、表しているもの)と、「シニフィエ」(意味されているもの、表されているもの)という言葉があります。たとえば「海(うみ)」という「言葉・文字・音」が「シニフィアン」で、そこからイメージした、魚がいるとか、青いとか、広いとかいった「海の概念」が「シニフィエ」です。

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さきほどの「完コピ」の話の続きになりますが、“言葉だけ”で何かを伝えようとすると、それを受け取る人は各々で認知が違うため、「シニフィアン」と「シニフィエ」にズレが生じてしまうのです。

上司が部下に「コピー取ってきて」とお願いすることが、よくありますね。コピーして上司に渡すと、上司があれこれ文句を言う。カラーかモノクロかについて、コピーした部数について、ホチキスを留める位置について……。

これは「コーヒー買ってきて→ミルクと砂糖入りはNG」や「お弁当買ってきて→飲み物も一緒に買ってくるのが普通」とか、細かいことを言えばいろいろあります。

こんな理由から、現代においては「動画を撮っておく」のが絶対にいいと思います。

坪田 信貴 坪田塾塾長

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つぼた のぶたか / Nobutaka Tsubota

心理学を駆使した学習法により、これまでに1300人以上の子どもたちを「子別指導」、多くの生徒の偏差値を上げてきた。一方で、起業家としての顔も持つ。また、人材育成、チームビルディングへの知見を活かし、企業などにマネジャー研修、新人研修を行うほか、現在は吉本興業ホールディングスの社外取締役も勤める。テレビ、ラジオ、講演会でも活躍中。著書に映画化もされて大ベストセラーとなった『学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話』ほか多数。

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