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つまりポイントは、「正しい健康情報を入手する」ことの重要性だ。ネット上にあるものならすべてOKということではなく、信頼するに足る情報を選ぶべきだということである。そこで著者は最良の方法として、「英語を用いて検索する」ことを勧めている。
同じグーグルを使っていても、日本語(google.co.jp)で検索すると正確性の低い情報が多いのだが(最近では改善されてきているが、まだまだ英語の方が質の高い情報が得られる)、同じ内容を英語(google.com)で検索すると格段に質の高い健康情報が得られるようになる。
それでも個人のブログや宣伝なども引っかかってくるため、正しいものを取捨選択する必要はあるだろう。とはいっても、正しい情報が少ない日本語のサイトとくらべるとはるかに信頼性の高い情報が得られるというのだ。なお英語が得意でない場合は、英語で検索したあとでグーグルに翻訳してもらえばいい。
もちろん英語で検索したからといって、正しい情報だけを入手できるわけではない。しかし、こうしたプロセスを踏んでいけば、確実性は高まっていくということだ。
正しい情報を手に入れるためのステップ
参考までに書き添えておくと、食事に関してはハーバード公衆衛生大学院、アメリカを代表する名門病院であるメイヨークリニック、民間企業であるウェブエムディー(WebMD)あたりが、よくまとまっていてわかりやすいそうだ。
正しい情報を入手するための方法を紹介しておこう。次のようなプロセスを経れば、すぐにでもことができるようになるという。
ステップ1:まずは興味ある健康情報のキーワードを選ぶ(例:魚)。
ステップ2:キーワードを英訳する(例:fish)。
ステップ3:それに関する「健康情報」が必要なので、健康(health)とエビデンス(evidence)という言葉を加える。この例では、「fish health evidence」という3語になる。エビデンスという言葉を入れないと、科学的な情報にめぐり合えなくなるので注意。
ステップ4:その3つのキーワードでグーグル検索を行う。日本のグーグル(google.co.jp)ではなく、アメリカ本国のグーグル(google.com)で検索する。そうすると右下に「Google.comを使用」と表示されるので、それをクリックする。(右下にある「Google.comを使用」というタブをクリックすることでアメリカ本国のグーグルを用いて検索することができる)
ステップ5:リストアップされるサイトの中から、「hsph」、「mayoclinic」、「webmd」がアドレスに含まれるものを選ぶ。
ステップ6:グーグルに翻訳してもらうため、「このページを訳す」をクリックする。(ホームページによってはうまく機能しない。その場合、ホームページの内容をコピー&ペーストして、グーグル翻訳で訳すのが良いだろう)
ステップ7:しっかり読んで内容を理解する。(169〜171ページより)
この方法を使っても、ハーバード公衆衛生大学院やメイヨークリニックが情報提供しておらず、信頼性の高い情報にたどり着けないこともあるだろう。しかし、もしもたどり着けたなら、日本語で得られる情報よりも質の高い健康情報が得られるということだ。
注目すべきは、「なぜ著者がここまで克明に解説しているのか」ということだ。いわば、そこまでしなければ正しい健康情報には到達できないということである。しかし本書は全編にわたり、「そのための策」を突き詰めることに力を注いでいる。だからこそ、価値は高いのである。