新常識!やせるには「カロリーの質」が大切だ 科学的根拠のある「ダイエット食」とは
カロリーの「量」と同じくらい、その「質」が重要
日本では「糖質制限ダイエット」が流行っている。「炭水化物さえ減らせばいい」というのはシンプルで魅力的な方法であるものの、実は糖質制限ダイエットは必ずしもやせる食事ではない。炭水化物の中にも、「太る炭水化物」と「やせる炭水化物」があるからである。
ハーバード公衆衛生大学院の研究者たちは、食事でダイエットしようとしている人たちがカロリーにばかり注目していることに警鐘を鳴らしている。最新の研究(2014年の論文、2018年の論文)によると、ダイエットにとって摂取するカロリーの「量」と同じくらい重要なのは、その「質」であるという。つまり、重要なのは、何キロカロリー摂取するかだけでなく、それをどのような食品でとるかだ、ということである。
食事は大きく分けて、たんぱく質、炭水化物(糖質)、脂質の3つに分けられる。たんぱく質と炭水化物は1gあたり4キロカロリーであるのに対して、脂質は1gあたり9キロカロリーもある。同じ重さでも脂質のほうが2倍以上カロリーが高いので、ダイエットのために摂取カロリーを減らそうと思ったら脂質の量を減らすのが一見すると合理的であるように思える。
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