1つは、不適切な会計問題がある企業の多くは、業績が悪い会社なのだが、リソー教育は、毎年20%増の売り上げ目標を達成するために不適切な会計を行ってしまった。なので、普通にやれば本業は黒字であり十分、事業として成り立っていると判断したからだ。
そして不適切な会計の中身は、授業を休んだり来なくなってしまった生徒の授業料を本来は返金するべきところを、売り上げ目標達成のため受けたことにして売り上げ計上していたこと。2つ目は、本業には問題がなく、会計上の問題だったから。リソー教育にとって本業は、TOMAS(東京マンツーマンスクールの略)という個別指導塾であり、生徒の成績が上がらず生徒数が減っているのではとても買えないが、そうではなかったから。
10月1日にノーベル生理学・医学賞を受賞された本庶佑先生は「教科書に書いてあることを信じない。つねに疑いを持って本当はどうなんだろうという心を大切にする」とおっしゃっていた。株式投資でも成功するには「売られていたりしたときに、その理由が本当に正しいのかどうか、自分で調べて判断することが大事だ」と思うので、同じだなと思った。日経平均は、36円高の2万3506円と5日ぶり反発。
塾業界は「究極のディフェンシブ株」かもしれない
【10月11日 木曜日】日経225先物は、760円安の2万2770円と大幅急落。NYダウは、831ドル安の2万5598ドルと大幅急落。VIX恐怖指数は、+7.01の22.96。
9時38分、アゴーラ・ホスピタリティー・グループ(9704)を30円で10万株ナンピン買いし、平均買値34.5円で20万株保有となる。9時54分、リソー教育を1050円で2万株売り、1341万9130円の利益確定。10時には、24円高の1068円の年初来高値を更新した。世界同時株安している日に年初来高値更新とは。塾業界は、内需企業で為替も景気も関係ないし、究極のディフェンシブ株だからかな、と思う。私にとって今年の秋は、「急落の秋、利確の秋」となった。日経平均株価は、915円安(3.89%)の2万2590円と急落。
アジア株も全面安で、上海市場は、3年11カ月ぶりの安値。引け後、ビックカメラ(3048)の「平成30年8月期決算」が発表となり、期末配当をなんと8円増配し15円とし、中間配当5円と合わせて年20円配当を発表した。本日終値は、21円安の1486円。ビックカメラは、4月11日に1924円で売却(9年保有して株価11倍)している。
【10月12日 金曜日】日経225先物は、130円安の2万2450円、NYダウは、545ドル安の2万5052ドル。昨日、好決算と増配を発表したビックカメラは、60円安の1426円と反落し、反発すると思っていたので意外な展開だなと思った。日経平均は、103円高の2万2694円。
【10月13日 土曜日】日経225先物は、80円安の2万2570円、NYダウは、287ドル高の2万5339ドル。1ドル112.22円、1ユーロ129.70円。
【10月15日 月曜日】安倍晋三首相が「2019年10月から消費税を10%にする」と発表した。以前から言っていたことではあるが、わざわざ株価が急落している時にいわなくてもと思うのであるが、タイミング悪いな。消費増税による税収など約2兆円は教育無償化で還元されるそうだ。日経平均は、423円安の2万2271円とまだ下げ止まっていない感じ。
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