「ミスマッチ」が笑いに変わる!
――バラエティ番組「アメトーーク!」の「徹子の部屋芸人」が人気で、幅広い世代から番組に関する注目が集まっています。黒柳さんやプロデューサーとしてはどう受け止めていますか。
最初、黒柳さんは、すごく嫌がっていたのです。自分が悪者になってしまうという抵抗があったから。ただ、お笑い芸人の方がゲストに来ていただいたときは「本当にひどい」んで(笑)。私たちの番組では「テロップ」を入れて、バラエティ番組みたいにはしませんから、この「ひどさ」をなんとかできれば面白いのでは?と思っていました。黒柳さんには「絶対に悪いようにしないし、若い人まで視聴者層が広がりますから」と、お願いしました。
そうしたら、かなり反響があって、若い世代からも「徹子」「徹子」と言われるようになって、本人も今は面白がって、乗っています(笑)。
――そもそもお笑い芸人を呼ぶこと自体、大変だったとか。
私は10年前、39歳のときに「徹子の部屋」のプロデューサーになったのですが、これまでの“最年少”です。これまでは、年上のプロデューサーが多かったので、異例のことかもしれません。私が就任するとき、会社から「視聴率を上げてほしい。そのために幅広くゲストを呼んでほしい」と言われて、当時、ブームだったお笑い芸人の方にも、ゲストに来ていただくことにしました。
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