アクアとノート、実際買うならどの仕様か 2018年登録車トップを争う2車種を徹底比較

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もはや新車を購入する際に省くことはできない先進安全装備。アクアは「Toyota Safety Sense」と呼ばれるプリクラッシュセーフティ(衝突被害軽減ブレーキ)、レーンディパーチャーアラート(車線逸脱警報)、オートマチックハイビームがセットとなったパッケージが用意されている。ただし、標準装備されるのは上級グレードのGのみで、SとLはメーカーオプション(4万3200円)となっている。また、Toyota Safety Senseとは別に踏み間違えなどで起こる衝突被害を緩和するインテリジェントクリアランスソナーも全グレードにオプション(2万8080円)で設定がされている。

一方のノートは、最廉価グレードのe-POWER Sにはオプション設定すらないものの、それ以外のグレードには、衝突被害軽減ブレーキ、車線逸脱警報、踏み間違い衝突防止アシストが標準で装備される。また、e-POWER MEDALISTには追従型クルーズコントロールである「インテリジェントクルーズコントロール」や、車線逸脱警報が車線逸脱防止アシスト(ステアリング制御が入る)までもが標準装備となっている(e-POWER Xには8万1000円でメーカーオプション)。また、上から見たような映像で周囲を見ることができるインテリジェントアラウンドビューモニター(移動物検知機能付)と、ルームミラーをカメラの映像に置き換えるインテリジェントルームミラーも7万5600円でオプション装着が可能となっている。

それぞれ買うならどのグレード?

さて、それでは実際に購入するならどのグレード? ということだが、アクアの場合やはり先進安全装備はおろそかにしたくないところ。そうすると標準装備となるGか、Sにメーカーオプションを追加する形となるが、Sにオプションを積み重ねていくとGとの価格差が詰まっていくため、ここはGをベースにしたい。GにはSにはオプションでも設定のないクルーズコントロールや、本革ステアリングをはじめとする専用内装が用意されるのも所有欲を満たしてくれる重要なポイントではないだろうか? もちろん冬季の暖房使用による燃費悪化を緩和するために、排気熱回収器やPTCヒーターなどが追加される寒冷地仕様は選択しておきたいところだ(1万6200円)。

そしてノートに関しても、先進安全装備はほぼ標準装備となるものの、長距離移動の疲労軽減につながるインテリジェントクルーズコントロールは装備しておきたい。そうなると標準装備のe-POWER MEDALISTかe-POWER Xに8万1000円で追加装着するかとなるが、こちらもやはりオプションを選択することで価格差が詰まっていくため、最初からe-POWER MEDALISTをチョイスしたい。アクアとは異なりノートは上級グレードを選ぶことでフロント周りに加飾が加わってよりシャープな印象となることも理由のひとつだ。もちろんノートでもPTCヒーターなどが追加される寒冷地仕様はチョイスしたい(1万4040円)。

どちらもメーカーオプションが豊富でどれを選んでいいか悩んでしまうところだとは思うが、ディーラーオプションとは異なり後から追加することができない部分のためじっくり吟味していただきたいところ。欲しいと思うものを選んでいくと結局上級グレードが狙える価格になることも少なくないので、それならば最初から上級グレードをチョイスしてしまうのがいいのではないだろうか。うまくいけば手放すときの価格差で相殺できることも!?

小鮒 康一 フリー(ライ)ター

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こぶな こういち / Kouichi Kobuna

1979年5月22日生まれ、群馬県出身。某大手自動車関連企業を退社後になりゆきでフリーランスライターに転向という異色の経歴の持ち主。国産旧車を中心にマニアックな視点での記事を得意とするが、実は現行車へのチェックも欠かさない。また、中古車販売店に勤務していた経験も活かし、中古車系の媒体でも活動中。できればどこへでもクルマで行きたいタイプで、電車移動は苦手な部類。通称「フナタン」。

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