5分でわかる!いまどき受験と進学の新常識

東大より医学部!?"受験エリート"の条件は?

子どもたちが自分の道を納得して選べるように親も知っておきたい(写真:Fast&Slow / PIXTA)

教育ジャーナリストという仕事柄、友人から、「中学受験はすべき?」「どこの塾がおすすめ?」「大学入試改革はどうなるの?」などと聞かれることがままある。

そこで、拙著『受験と進学の新常識』で詳しく解説している、昨今の受験事情について、できるだけコンパクトにまとめてみたい。

安易な「グローバル人材育成論」には要注意

まず気になるのは2020年度から予定されている大学入試改革だろう。「センター試験の代わりに『大学入学共通テスト』が実施される。その国語と数学については、記述式問題を導入する。個別の大学入試では、小論文・面接・集団討論・プレゼンテーションなども実施される。英語においては外部検定試験も導入する」というのがいまのところの既定路線だ。

ただし東大は英語の民間試験の成績を必須とはしないと発表しており、他大学もその判断に影響を受けることが予想されている。要するに、当面、大学入試のルールが激変するということはない。

日本の大学のごたごたには付き合わず、いっそ海外大学を目指そうとする高校生も増えている。海外大学受験塾も存在する。ハーバードやオックスフォードのような世界トップ大学ではなく、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドなどにも目を向ければ、ハードルはそれほど高くない。ただし事情通は「海外でキャリアを積む覚悟を決めたのでなければ、海外大学進学はおすすめしない。日本の大学に通いながら留学すれば十分」と言う。

タワーマンションが建ち並ぶような一部地域では、日本の教育システムを回避して“国際人”に育てようという親御さんたちも多い。インターナショナルスクールという選択である。一方で、専門家は「バイリンガルに育てるという理由でインターナショナルスクールに通わせるのはナンセンス」と喝破する。インターナショナルスクールは玉石混交なので、CIS、NEASC、IBO、WASCなどの国際的な学校評価機関の認定を受けているかどうかを確認するといい。

次ページ大学入試改革の影響はむしろ中学入試に出ている
キャリア・教育の人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • 日本野球の今そこにある危機
  • ほしいのは「つかれない家族」
  • 日本資本主義の父 渋沢栄一とは何者か
  • ドラの視点
トレンドライブラリーAD
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
改正対応待ったなし!<br>働き方と仕事の法律

同一労働同一賃金の本格化、中小企業でのパワハラ防止対策の義務化など、今年は重要な改正法の施行が目白押し。2022年に施行される法律の要点に加え、昨年の4月に施行された改正民法も総点検。改正ラッシュへの備えを万全にするための法律虎の巻です。

  • 新刊
  • ランキング
東洋経済education×ICT