グーグル、米政府の情報収集活動を批判 米企業に対するリスクを警告
[ワシントン 13日 ロイター] - インターネット検索大手の米グーグル
元米中央情報局(CIA)職員のスノーデン氏が米当局による情報収集活動を暴露して以降、初めてとなる主要ハイテク企業の議会公聴会で証言した。
グーグルの法務責任者であるリチャード・サルガド氏は「民主主義国の政府による監視の性質について現在見られている透明性の欠如は、大方の市民が大切にしている自由や信頼を損なうだけでなく、経済成長や安全保障のほか、開放と自由な表現の場として約束されたインターネットに悪影響を及ぼす」と語った。
上院司法委員会の小委員会で行われたこの公聴会は、民主党のアル・フランケン議員が提案した、透明性向上を目指す法案に基づくもの。
米紙ワシントン・ポストは前月末、米国家安全保障局(NSA)が、グーグルとヤフー
サルガド氏は、NSAの活動が明らかになったことで政府と外国情報監視裁判所の役割をめぐる深刻な懸念が米国内外で広がっていると指摘。
この影響でインターネットがより制限され、米国の経済的利益が損なわれる可能性があるほか、インターネットが分断される可能性があると警告した。
同氏はまた、米国市民以外のインターネットユーザー間で米国を拠点とするサービスに対する懸念が高まるに伴い、米企業は数十億ドルの損失を被る可能性があるとしたリポートに言及した。
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