個人投資家は「利益確定」をこらえ我慢する時 渦中のTATERU株に参戦!その結果は?

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配当目的保有株の日本郵政(6178)は、きれいな上昇トレンドを形成中で、8円高の1322円(昨年の9月の公募売り出し価格と同じであるが、9月配当25円、3月配当32円分プラス)。総務省は、手紙やはがきなどの郵便物の配達を平日のみとする方向で検討に入るとの報道を好感したようだ。

9月25日の中間配当権利に向けて、5月7日に付けた年初来高値1344円を目指す展開と見ている。日本郵政は、4月1日に日本郵政不動産株式会社を設立し、現在は、かんぽ生命保険(7181)ゆうちょ銀行(7182)、日本郵便(非上場)の持ち株会社となっているが、将来的には、物流と不動産の会社になるのではないかと見ている。日経平均は、291円高の2万2664円と続伸。

「優待込みの利回り10%」になったTATERUを打診買い

【9月12日 水曜日】日経225先物は、60円高の2万2710円、NYダウは、113ドル高の2万5971ドル。9時6分、TATERUを24円安の386円で寄り付きを500株打診買い。350円で100株買い。理由は、12月期末配当予想10円と株主優待が、100株保有で3000円のQUOカードがもらえるので、株価が400円で「配当+優待利回り」が10%となり、これ以下であれば買ってもいい水準かなと判断した。

しかし、下げ止まらず、一時、80円ストップ安の330円まで下げたが、終値は73円安の337円と8日続落。TATERUは、2015年12月3日上場し、初値3615円(公開価格1870円)だが、その後1:2、1:5の株式分割をしており、当初保有している株主は、株数が10倍になっている。分割を考慮すると今日の終値337円は、初値3615円を下回ったという見方もできる。日経平均は60円安の2万2604円。

【9月13日 木曜日】日経225先物は、変わらずの2万2620円、NYダウは、27ドル高の2万5998ドル。9時3分、TATERUを寄り付き10円安の327円で600株買う。終値は、27円高の364円と9日ぶり反発。トルコ中銀は、政策金利を17.75%から24%に利上げすると報道。日経平均は、216円高の2万2821円。

【9月14日 金曜日】日経225先物は、180円高の2万2810円、NYダウは、147ドル高の2万6145ドルと3日続伸。トルコの利上げを好感した。TATERUは、1円安の363円。日経平均は、273円高の2万23094円と終値で2万3000円台回復。

【9月15日 土曜日】日経225先物(12月限)は、100円高の2万3070円、NYダウは、8ドル高の2万6154ドル。1ドル=112.07円、1ユーロ=130.25円と円安進む。トルコリラ=18.13円。

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