20代の会社員が「コツコツ投資」で十分な理由 短期で儲けようとすると結局は失敗しやすい

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次に、20代でコツコツ投資を始めるメリットについて考えていきます。20代は、これから子どもの教育費と住宅購入費(該当する人、しない人がいます)、そして老後の生活費の、いわゆる「人生3大出費」が待ち構えています。老後の生活費こそかなり先の話ですが、子どもの教育費や住宅購入費については、そろそろ意識する人も増えてくるころでしょう。

では、かかる費用を具体的に見てみましょう。日本政策金融公庫の「教育費負担の実態調査(2017年度)」によれば、高校入学から大学卒業まで、子ども1人にかかる入学費と在学費の合計は平均935万3000円です。

住宅購入費については、たとえば、3000万円の住宅の場合、頭金300万円(物件価格の1割)を用意し、住宅ローン2700万円(物件価格の9割)の融資を受けて購入するとします。新築か中古か、戸建てかマンションかの違いにもよりますが、物件購入には一般的に物件価格の5〜10%程度の諸経費がかかるため、このケースでは頭金とは別に300万円程度かかる見込みです。つまり、3000万円の住宅を購入する場合、自己資金として、頭金+諸経費の計600万円を準備しておく必要があります。

また、住宅ローンについては「フラット35」で2700万円を返済期間35年、固定金利1.39%(2018年9月時点、借入期間21年以上35年以下で最も多い金利水準。住宅金融支援機構より)で借りる場合、利息も含めた住宅ローンの総返済額は約3411万円になります(元利均等返済方式)。

これら教育費や住宅購入費が一度に降りかかってくるわけではありません。しかし、20代のうちから資産形成を始めることで、今後かかるであろう大きな出費に余裕を持って備えることができます。

一時的に元本割れしても長期運用なら挽回しやすい

一般的に、20代のうちは、「時間」という資産を多く持ち合わせています。運用においてこの潤沢な時間を味方につけることで、毎月の投資額は少額でも、10年後、20年後には積み立てた元本以上に資産が増えている可能性が十分にあるのです。

一例として、「つみたてNISA」を利用して、毎月2万円、運用利回り3%(年率)の投資信託に計20年間の積立投資を行ったケースを見てみましょう。投資元本480万円に対して、単純計算で約655万円の運用成績を得ることができます。毎年、非課税の範囲内である24万円を積立投資しているので、利益分の約175万円には税金はかかりません。

仮に、相場が軟調で一時的に元本割れをしても、運用期間が長い分、挽回のチャンスが多いのが若い世代の利点と言えるでしょう。

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