ページビュー争奪戦 ネット閲覧が生むマネー

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メディアの記事や有名人のつぶやきなどから、最新情報を仕入れる。知人と交流する。気になる商品を詳しく調べて購入する。これらの多彩な行動はすべて、今やインターネット上で、比較的簡単に実現できる。

スマートフォンの普及により、「誰でもいつでもどこでも」ネットにつながる環境も急速に整ってきた。市場調査・コンサルティング会社であるシード・プランニングの予測によれば、日本国内の携帯電話保有に占めるスマホの比率は、2013年度に52%(12年度は39%)と過半を超え、5年後には8割近くに達する。

影響力がおカネに直結 ネット閲覧に広告価値

日本人のネット利用頻度がますます高まる中、裏側では、激しい攻防が繰り広げられている。ウェブサイトの閲覧数を競う、「ページビュー(PV)争奪戦」だ。

PVとはあらゆるウェブサイトの実力を測る共通指標で特定のページが閲覧された延べ回数のことだ。ヤフーやサイバーエージェントなどのネット専業に限らず、メディアや一般企業、個人などもPV獲得に関心が高い。

最大の激戦区はニュース系サイトだ。ここでは紙媒体を持つ新聞、雑誌のウェブ版とネット専業のニュースサイトなどによる異種格闘技戦が繰り広げられている。個人のPV獲得競争も激しい。近年は、一般の人が参加してリンクや画像、テキスト、つぶやきなどを組み合わせ紹介する、まとめサイトが台頭。スマホの無料通話・メールアプリで席巻するLINEが運営するNAVERまとめは、11年7月に月間1億PV程度だったが、13年7月には月間19億PV程度まで急拡大している。

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