毒親より「毒子・毒嫁」のほうがずっと問題だ 「包丁を投げる息子」にどう対峙するべきか

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なにしろ、オギャーッと裸で出てきたその日から、手塩にかけて一人前にした子どもが、結婚した途端に薄情かそれ以下になるのです。親の哀しみやショックは、その後の親の子どもへの思いや働きかけも含めて、どなたも1冊の小説の主人公になれるほど涙ぐましいものです。子ども側の薄情さを書くだけで、多くの人の教訓になると思われますが、今回それに触れる紙幅がないのは残念です。

この時点で私が確実に言えることは、たとえ親に失敗や言葉足らずがあろうとも、親心が理解できていればすべて、感情的な対立にならずに済んだ問題が多いということです。

まして多くは、因縁をつけるようにして、親をないがしろにしています。ここからは、親の出方次第で解決できるレベルにないと悟ってあきらめた親のほうが、苦悩や葛藤から解放された人生を歩むことになるのです。

ある友人は夫婦で海外移住し、「一人息子は社会に返したと思うことにしている」と言っています。どれほどの哀しみのあとの割り切り方でしょうか。

絶縁宣言をするべし

お嫁さんは結婚後の国際電話で信仰のことを告白するなど、誠実さに欠けるという点で尋常ではありません。ただでさえ義理ならではのマナーが要求される関係ですが、国際結婚ということですから、その基準も随分異なることでしょう。

それだからこそ息子さんがその間でしっかりせねばならないのですが、暴力どころか包丁を投げてくるようでは、話になりません。

はっきりと息子さん夫婦に絶縁宣言をするべきです。

親心にも限度があることを、明確に息子夫婦に知らせる必要があります。包丁を投げられた時の恐怖を根拠にし、息子夫婦が家に来ただけで警察に知らせることになっていることや、近所の人や友人たちを呼ぶことも取り決め、伝えるべきです。

よく息子の豹変を「ついた嫁が悪い」と愚痴る人がいますが、自分が育てたわけでもないお嫁さんより、親に情も恩もある(はず)の息子がしっかりしておれば、最低限の義理関係のマナーは守られるはずなのです。だからお嫁さんに引っ張られたとしても、悪いのは息子のほうです。

家政婦扱いに加え、暴力、包丁では完全に常軌を逸しています。「親の役目は十分に果たしたから親を卒業する。これからは自分自身の人生を生きるから、そちらも親を忘れるよう」、毅然と伝えて行動するべきです。

ミセス・パンプキン 『最強の人生相談』『一流の育て方』著者

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立命館大学卒業。ビジネスパーソン向けの家庭問題・人間関係・人生相談の専門家として、東洋経済オンラインで2012年より執筆。最新刊は『最強の人生相談』(東洋経済新報社)。息子であり、『最強の働き方』(東洋経済新報社)の著者であるムーギー・キム氏との共著に、『一流の育て方 ビジネスでも勉強でもズバ抜けて活躍できる子を育てる』(ダイヤモンド社)がある。ミセス・パンプキンへの相談は、こちらのメール、あるいは相談受付サイトで受け付けています。なお相談件数多数につき、過去に類似する相談があった場合には取り扱いません。ぜひ、これまでの連載をご参照ください。男性からのご相談も歓迎しております!

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