※ミセス・パンプキンへの人生相談および、家族関係や親子問題のお悩み相談は専用メール、専用サイトで受け付けています。質問は400字以内でお願いします。回答は既出の相談と内容が被らないものを優先し、本連載で掲載します。
私の親は毒親です。暴力はありませんでしたが、いつもヤクザのように怒鳴り散らし、人格を否定したり陰湿な陰口が口癖で、ずっと精神的な虐待を受けてきました。
私は今後、親とはかかわらずに生きていきたいと思っていますが、いちばんの悩みはこれから私に、真剣に付き合いたい人ができたとき、親のことを、どのように伝えればよいかということです。
最近母親が病気で亡くなりました。周囲の人は、母は父から受けるストレスが原因で、病気になったと言っています。それであの人(父のこと)の傍に怒鳴り散らす相手がいなくなったのを機会に、もう私にも付きまとわないでほしいと伝えたら、逆に「虐待だ」などと言い始めました。
何を話しても通じない人とは、かかわらずに生きていきたいと思っています。相談ですが、これから私がかかわっていく人たちに、家族のことを聞かれたら、正直に毒親だと伝えたほうがいいでしょうか。もし言ったら私まで面倒がられ、巻き込まれたくないと思われて距離を取られたりしないのでしょうか。
よい相手ができたときに必ず家族のことを聞かれると思いますが、毒親だから私はかかわりたくないと言ったら、私自身が冷たい人間だと思われて、離れていきませんか。相手に誤解されないように毒親のことを伝えて理解してもらうには、どのように説明すればいいでしょうか。
毒親の下に生まれなかった普通の人はこんなことで悩んだりしないのだろうなと思うと、つらくて何て運が悪いのだと考えてしまいます。そんなこと考えずに早く明るくて優しい人と幸せになりたいです。そのためにも周りへの毒親の説明の仕方を教えてほしいです。
田山(仮名)
パートナーには包み隠さず話すほうがいい
本連載には、実の親との付き合い方に関する悩み事も多く寄せられます。本件もよくあるケースで、端的にいえば、毒親との関係断絶はしたほうがよく、かつパートナーには包み隠さず話すほうがいいと思います。
論点は親が毒親であることを説明することで自分まで面倒な人と思われないような伝え方、そして意中の人には、親とかかわらない生き方が、冷たい人間だと思われて振られる原因にならないような伝え方ですね。
親御さんがいわゆる“毒親”であることを吹聴する必要はありませんが、基本的にはオープンにするほうが楽な生き方ができるというのが、私の考えです。
トピックボードAD
有料会員限定記事
キャリア・教育の人気記事
無料会員登録はこちら
ログインはこちら