4位は東京ディズニーリゾートを運営するオリエンタルランド。文系58票は資生堂より多い。理系21票と合わせて計79票だ。「知りたい情報が全て掲載されていた」(理系・その他国公立大)や「夢にあふれていた」(理系・上位国公立大)と就活生は感想を述べているが、企業側が就活生の疑問に答える工夫をしてホームページを作成したように思える。
また資生堂に対しては「清潔感」(理系・中堅私立大)、オリエンタルランドに対しては「可愛くてキラキラしていたから」(文系・その他私立大)と感想を述べているが、ブランドイメージを反映している可能性もある。
就職人気では食品業界が強いが、採用ホームページランキングでも5位に味の素(73票)、6位にカゴメ(67票)が入っている。両社ともに、「明るさ」「優しさ」「わかりやすい」「雰囲気が良い」などの評価が目立ち、社員に対して好感を抱いている。
味の素に対しては、「HPの社員の笑顔が印象的でした」(文系・早慶大クラス)と、「次々とページを開きたくなるレイアウトだった」(文系・中堅私立大)と書かれており、カゴメに対しては「新卒採用HPに先輩社員が働き方やキャリアプランを語っているページがあり、個人を尊重している風土が整っている印象をうけた」(文系・上位私立大)や、「製品のほかポリシーなどが印象に残って好感度が上がった」(文系・上位私立大)という評価がある。
7位の東京海上日動火災保険(65票)は理系が少なく、評価する理由は「志」だ。「グローバル・高い社会貢献性を感じられ、とても引かれた」(文系・旧帝大クラス)、「使命感を持って働いている社員がたくさんいたから」(文系・中堅私立大)とメッセージの発信に成功している。
高評価は「わかりやすい」が共通点
8位の東日本旅客鉄道(JR東日本)は63票を得た。社会貢献性の高い企業だが、学生コメントにそのような言葉は見当たらず、「リンクが整理されていて使いやすかった」(文系・上位国公立大)、「タイル状になっていて、目的のページに飛びやすい」(文系・早慶大クラス)とホームページの作り方を評価する声が目立った。使いやすくスマートなホームページは、その企業もスマート(頭が良い)に見える。
9位は62票で2社。パナソニックと花王だ。両社ともわかりやすい社員紹介ページが評価されており、とくに職種の説明が好評を博している。パナソニックに対しては「社員の方々の声が詳しく知れてよかった」(文系・上位私立大)や「自分にあった職種を見つけやすい」(理系・旧帝大クラス)という声があった。
両社とも理系からの支持が多いので、技術職の職種説明が歓迎されるのは当然だが、花王に対するコメントでは、文系学生も職種別の説明を歓迎している。「職種別にはっきり分かれていたから」(文系・中堅私立大)、「募集要項が詳しく、どの職種に応募すべきか分かりやすかった」(理系・上位国公立大)
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