「羊を数えたら眠れる」という大いなる勘違い

ちまたに広がる「睡眠」の間違った俗説5選

「睡眠は90分サイクル。90分の倍数ごとに浅いレム睡眠が訪れ、そのタイミングだとすっきり起きられる」からと、「6時間後」や「7時間30分後」に目覚まし時計をセットする。一見理にかなっているように思えますが、実は科学的にはほとんど根拠がありません。

スリープサイクルは個人差が非常に大きい

なぜならスリープサイクルは個人差が非常に大きく、睡眠の1周期は人によって90~120分と幅があるから。睡眠周期が「100分の人」であれば、90の倍数分起きたところで深いノンレム睡眠のタイミングで目覚めて、「寝起き最悪」ということもありうるのです。

(画像:『マンガでぐっすり! スタンフォード式 最高の睡眠』より)

目覚めをよくするには、目覚まし時計を20分間隔で2つの時刻、セットするといいでしょう。初めの時刻のときは小さい音のアラームにしておくと、そのときに浅いレム睡眠であればすんなり目覚め、逆にノンレム睡眠中であればスルーして次のタイミングでスッと起きられるはずです。

(画像:『マンガでぐっすり! スタンフォード式 最高の睡眠』より)
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ヒトはなぜ眠るのか。永遠の謎とされる睡眠の基礎科学の分野で、世界のトップを走るのが柳沢正史筑波大学教授だ。睡眠物質や眠気遺伝子の発見、重要なタンパク質同定などの実績を上げ、睡眠の謎解明まであと一歩に迫る研究熱中人生をなぞる。