「羊を数えたら眠れる」という大いなる勘違い ちまたに広がる「睡眠」の間違った俗説5選

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次の日の朝が早いからといって「1時間早く眠る」のは睡眠禁止ゾーンへの進入です。いつもどおりの時刻に寝て睡眠時間を削ったほうがすんなり入眠でき、眠りの質も確保できるでしょう。

(画像:『マンガでぐっすり! スタンフォード式 最高の睡眠』より)
④「靴下」を履いて眠る

「足が冷たくて眠れないから、靴下を履いて寝る」

気温が下がってくるとそんな人も多いかと思うのですが、これも実は「眠りの質」を下げる行為。

深部体温が下がるには手足からの熱放散が欠かせない

人は、体の中の体温「深部体温」が下がると眠くなるのですが、深部体温が下がるには手足からの熱放散が欠かせません。

靴下を履いたまま眠ってしまうと足の表面から熱が逃げにくくなってしまい、深部体温もスムーズに下降せず、その結果、眠りの質が悪化する、というわけです。

足が冷たくて眠れない人の場合、日頃の運動などで体質改善を図っていただきたいところですが、応急措置としては風呂桶などにお湯をため、そこに足湯をして足を温め、寝る直前まで靴下を履いて保温するなどして「冷え性」対策と良眠習慣を両立してほしいと思います。

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