日本人が知らない白ワインの「重め」と「軽め」 内田篤人的、トム・クルーズ的なワインの差

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ほのかにグリーンがかったレモンイエローで、キラキラと輝くのはフレッシュで酸がしっかりある証拠です。香りは搾りたてのグレープフルーツやミントを噛んだようなほのかな苦味を感じます。飲むと、香りそのままの印象が口中で感じられたあと、それをキュッと引き締めるキレのある酸味が続きますので、軽やかにグイグイ飲んでしまいますね。

オススメワインは「内田篤人」的

人に例えるなら、このワインはサッカー選手の「内田篤人」さん。ピッチを飄々(ひょうひょう)と駆けめぐる爽やかな活発さがこのワインの生き生きとしたフレッシュさと、ちょっと人見知りをしそうなピンと張った緊張感みたいなところが、このワインの繊細な酸味やミネラリーな印象とよく合っています。

さわやかな活発さと緊張感がたまらない(イラスト:くぼあやこ)

このワインであれば、魚介のカルパッチョなどでも、ハーブやフルーツを添えるとよりこのワインにピッタリ合ってくると思います。

次に重めの白ワインですが、今日はこちらの1本を選びました。世界で最も人気のある白ブドウ品種「シャルドネ」は、もともとはフランスのブルゴーニュ地方が原産なんですが、今やシャルドネの銘醸地の1つと言えるのがアメリカのカリフォルニア州です。

冷涼なブルゴーニュ地方と比べ、温暖で安定した気候のカリフォルニア州では、ワインも果実味が豊かで、酸味がやわらかく、オーク樽の香ばしい豊かな香りが特徴のワインが多く造られています。

BREAD & BUTTER CHARDONNAYの“Alcohol by Volume”(編集部撮影)
ワイン名:BREAD & BUTTER CHARDONNAY(ブレッド&バター シャルドネ)
生産者:Alcohol by Volume(アルコール・バイ・ヴォリューム)
生産年:2016年
生産地:アメリカ・カリフォルニア州
ブドウ品種:シャルドネ
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