今時の若者が「上司とBBQしたい」と思うワケ ここ15年ほどで急速に変わってきた

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写真右から牧之段直也(早稲田大学政治経済学部3年)、樋川怜奈(早稲田大学教育学部3年)、吉川歩花(慶應義塾大学総合政策学部1年)、山切萌香 (明治大学経営学部3年) (写真:筆者提供)

 

原田:うーん、日本の企業にいる立場として、そして多くの企業とお仕事をさせてもらっている立場として言うと、「人事は藪の中」って言葉があるように、実際のところ明確な理由もないのにそのポジションに就いている人がかなり多い……いや、ほとんどそうだというのが日本企業の特徴だと思う。「なんでこの人が?」という人が管理職になっているケースが本当に多い。その理由は明確で、要は「その人が、引き上げる力のある上司に好かれた」というだけ。君たちはそういう旧日本的な人事を見ると納得できないし、そんな企業は嫌だって思うわけだね。

吉川:はい。なんでこの人が上司なんだろうって考え込んじゃいますからね。

原田:日本全体がこれだけ人手不足になっているのだから、日本企業は悪しき「ごますり昇進」を根絶しないと、優秀な若者たちから三行半をつきつけられてしまうようになるだろうね。

上司の「人間味」を見たい

原田:じゃあ、理想の上司はその逆だから、明確な指示出しができて、根拠のあるダメ出しができる人。あとは、“横から目線”で気にかけてくれる、相談に乗ってくれる人(前回記事参照)ということだね。

正田:そうですね。悩みがあるのを察して、肩でもぽんってたたいて励ましてほしいです。

牧之段:人間味を見せてくれる上司がいいです。私生活をのぞかせるような。バイト先の懇親会でBBQを開いてもらったんですけど、社長と取締役が奥さんや息子さんといったご家族も連れてきていて、とてもよかったです。彼らの家庭での顔が見えて、気持ちの距離が縮まりました。

原田:この点はここ15年くらいで若者たちが最も変化した点かもしれない。僕は1977年生まれの2001年入社(一浪)だけど、上司に子どもの話をされても別段興味がなかったし、なんなら仕事と関係ない話なのにと、うっとうしいくらいに思ってたよ。嫌いな上司だったら嫌悪感すら出していた気がする。周囲の同世代もおおむねそんな感じだったと思う。でも、今の若者たちは意外とひねくれ者じゃなくなっていて、上司が家族や子どもを大切にしている話をしたら「優しい人だな」と思うんだね。ある意味大人になった、とも言えるかもしれない。

牧之段:仕事ができるだけじゃなくて、家族のことも考えてるんだなあと思うと、一緒に働くモチベーションも上がるんですよ。

神谷:私たち若者からすると上司との間には壁がありますけど、そこで「娘の夜泣きが大変でさあ」とか話してきてくれると、この人も自分と同じ人間だとわかって、一緒にやっていけそうだと思えるんです。それが仕事のやりやすさにもつながってきますね。

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