自分の睡眠を簡単に可視化できる3つの方法 腕につけるスマートウォッチだけではない

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Fitbit Versaで記録した実際の筆者の睡眠例。就寝時間が遅かったが、部屋が明るくなり8時前に一度目覚めてしまう。トイレに起きてから二度寝を試みるも、さほどよく眠れなかったという朝(筆者撮影)

一晩で、朝まで深い眠りがひたすら出ていればいいというわけではないので、ご注意ください。睡眠の前半で深い眠りのノンレム睡眠が出現しやすく、後半には徐々に減って浅いレム睡眠が増え、起床の準備を始めるというのが一般的なパターン。ですから、後半に深い眠りが少ないからといって驚くことはありません。

逆に、深い眠りがまったく出ておらず、日中にひどい眠気に襲われる場合は、睡眠時無呼吸症候群など、なんらかの問題を抱えているかもしれませんので、専門医に相談することをおすすめします。

自分の眠りのパターンを把握する

特に問題がなく、昼間にも眠気を感じないようなら、そのまましばらく記録を続けてみてください。問題がないのになぜかと思われるかもしれませんが、記録し続けていると、自分の眠りのパターンが見えてくるはず。生活習慣が一定の方は特に、いつもの睡眠パターンと違う状態になったとき、異常に気づきやすいからです。

なお、グラフの表示方法は製品ごとに大きく異なるので、自分が見やすい、わかりやすいと感じるものを選ぶほうがストレスがないでしょう。自分に合った方法で、眠りを可視化し、明日のパフォーマンスに生かしてみてください。

すずまり フリーライター

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Suzumari

IT、家電、モバイル、ヘルスケアジャンルで執筆するフリーライター。睡眠への関心の高まりを予見し、5年前から睡眠改善インストラクターの資格を取得し執筆に活かす。現在はスマートフォンや活動量計、スマートウォッチなどのウエアラブルデバイスを活用したヘルスケアに関する情報を追っている。主な著書に『iPhone 仕事便利帳』(SBクリエイティブ)、『Facebook仕事便利帳―情報も人脈も得る180の活用法』(SBクリエイティブ)などがある。http://suzumari.com/

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