《気になる数字》1,024万円 高校入学から大学卒業までの教育費


 教育費の負担が家計に重くのしかかっている。今年2月に「国の教育ローン」を利用した勤労者世帯(平均年収622万円)を対象とした日本政策金融公庫の調査によると、受験費用・学校納付金といった「入学費用」は高校で48.9万円(うち私立52.4万円)、大学で95.6万円(同97.0万円)になる。また、授業料や教科書・教材・学用品費、通学費、学習塾や稽古ごとの月謝などの「在学費用(年間)」が高校92.5万円(同101.7万円)、大学150.4万円(同159.7万円)に上る。これらを累計すると、高校入学から大学卒業までの7年間の教育費は子ども1人当たり1024万円(私大理系の場合は1141万円)に。自宅外からの通学となると、これにアパート等の入居や家財道具購入のための48.6万円、年間96.0万円の仕送りが加わる。

対象世帯には小学校以上に在学している子どもが平均1.8人おり、彼らにかかる在学費用の世帯年収に対する割合は平均34.1%。年収200万~400万円の世帯では55.6%にもなる。しかも、これら学齢期の子どものいる世帯の6割近くが住宅ローンを抱え、上記在学費用とローン返済額との合計は、世帯年収の45.9%もの規模となっている。

教育費捻出の最大の方法は「教育費以外の支出を削る」こと。節約の主たるターゲットは、旅行・レジャー、食費・外食、衣類、そして「保護者の小遣い」だ。

(『東洋経済 統計月報』編集部 写真:田所千代美)

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