「被害者ぶる人たち」の厄介すぎる危険な生態 かかわってしまうとヤバイことになる
いまの社会でもっとも強い人は誰か。
逆説的な表現だが、それは「被害者」である。
「加害者」と「被害者」を比べると、本来は、加害者のほうが力(物理的な力や社会的立場)は強い。だからこそ、被害を与えることができたはずだ。しかし、被害が白日の下にさらされると、力関係は逆転する。
現代社会は、ルールのない弱肉強食の世界ではない。誰かが誰かに被害を与えたら、社会全体で被害者を救済して、加害者に罰や教育を与える、という建前になっている(現実に追いついていないところがあるにしても)。
被害者が被害を受けたことを訴えれば、社会が被害者を支援し、加害者を糾弾して、ときには罰を与えることもある。かつてのように、被害者が泣き寝入りする必要はない。立場が弱くて被害を受けやすかった人にとって、現代はとても暮らしやすい時代といえるだろう。
「被害者の強さ」を悪用する人たち
ところが、「被害者の強さ」を悪用する人たちもいる。必ずしも被害者ではないのに、被害を受けたとウソをつき、まわりの人々を味方につけて誰かを攻撃するのだ。
たとえばみなさんのまわりで、次のような話を聞いたことはないだろうか。
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