「時代は"共育て"一択だ」と言い切れる理由

男の育児が世の中に与えるインパクトは何か

男性が育児をするメリットとは?(撮影:大室倫子)

国を挙げて男性の育児参加の重要性が叫ばれ、20’s type世代の男性たちの中にも「積極的に育児に関わりたい」と考える人が増える一方、世間にはまだまだ「育児は女性がするもの」という意識を捨てられない層も存在する。

本記事は新世代の「働く力」育成メディア20’s type(運営:キャリアデザインセンター)からの提供記事です。元記事はこちら

日本における男性の育休取得率が低いのも、こうした考えを持つ層が経営者や管理職に一定数いるからだろう。

だが実際は、男性が育児に関わることで本人や家族、職場が得られるものはたくさんあるはずだ。

そこで、自身も育児休暇を2度取得した経験を持ち、保育事業の経営者として子育て中の夫婦を数多く見てきた認定NPO法人フローレンスの代表理事である駒崎弘樹さんに、男性が育児をするメリットについて聞いてみた。

「男も育児すべきか」と議論するフェーズは過ぎた

――つい先日、自民党の萩生田光一議員が「赤ちゃんに『パパとママ、どっちが好きか』と聞けば、ママがいいに決まっている」、「『男も育児だ』とか言っても、子どもにとっては迷惑かもしれない」と発言して議論を呼びました。この発言について、率直な考えをお聞かせください。

駒崎:そうですね、「政治家なんて辞めちまえ、バカ!」と思いました(笑)。保守派のオジサンによる前時代的なたわ言だなと。あれはまさに今の50~60代の典型的な考え方です。彼らは育児を完全に妻にアウトソースして、自分は仕事だけをやってきた。だから、あんな浅い育児観しか持てないんです。

でも、これから父になる世代からはそうではない。今や父親も母親も働いているのが当たり前の時代です。共働きがデフォルトなら、“共育て”も当然デフォルトになる

もはや「男性も育児参加すべきか」などと議論する段階ではなく、「男性も育児をする」という一択しかないということ。なのに「子どもはママがいいに決まっている」と言われても、「そんなわけねーだろ!」と言うしかありません。

僕がそう言い切れるのは、自分自身が2度の育児休暇を取り、普段の生活の中でもずっと子育てをしてきたからです。父親だって、自分のおっぱいをあげること以外は、母親と同じように何でも子どもにしてあげられる。

オムツ替えや寝かしつけをするのに、男女の違いなんて関係ありません。授乳だって、ミルクがあれば父親で代替可能です。

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