中学受験の本質を知らない親に教えたい心得

「今だけ頑張ればいいから」はNGワード

中学受験は親が思ってる以上に過酷です(写真:Kazpon/PIXTA)

「中学受験で難関中学に入れれば、東大をはじめとする難関大学への道が近づく」

「大学付属校に入れれば、この先は受験をしなくてすむ」

「だから、今頑張っておけば後がラクになる」

そう考えて、「中学受験」を始める家庭が多い。だが、こんな気持ちで子どもに中学受験をさせようとしているのなら、今すぐやめたほうがいい。なぜなら、今の中学受験は親が思っている以上に過酷だからだ。

大人でも解くのが難しい「入試問題」

一般的に中学受験の勉強は、小学3年生の2月からスタートする。大手進学塾の新4年生のカリキュラムが一斉に始まるからだ。だが、その前に入塾テストというものあり、その結果によって入塾の可否と上位クラスへ入れるかどうかが決まる。そのため、早めの対策を取り、低学年のうちから塾通いをさせる家庭も多い。

4年生では週2日の塾通いも、6年生になると通常授業の他に志望校特訓や模試などが加わり、週5日、ときには毎日塾で過ごすことになる。塾では問題の解き方は教えてくれるが、勉強の進め方までは個別にフォローはしてくれない。年間の学習カリキュラムが固定されているため、その日の授業で習ったことは、その日のうちに覚えることを前提に進んでいく。そのため、知識の定着を図るために塾から大量に出される宿題は、家庭で回していかなければならない。

小学生が習う内容なんて、親でも教えられる。そう思っている人は、ぜひ難関中学の過去問を見て欲しい。いや、中堅校でもいいだろう。多くの親は容易には解けないはずだ。今の中学受験の入試問題は、それほど工夫が凝らされ、難易度が高い。

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