「VAR」でバレる!ダークな選手のヤバい演技 フェアプレーじゃない選手が白日の下に
だが、審判の判定に口を出したいうことに関しては、ネイマールだけが悪いというわけでは決してない。
おそらく、VAR導入の最も大きな予期せぬ結果は、最終判断を下す主審の権威を疑わしいものにしたことだろう。
コロンビア代表が最終16チームの対イングランド戦で、主審マーク・ガイガーの判定を変えさせようと、監督や選手たちは必死になって執拗に訴えた。一見すると組織的に訴えているかのようにみえるこの映像は、間違いなく最悪のものだった。
ガイガーへの批判と同情
ハリー・ケインに対する反則行為で、イングランドにペナルティ・キックを与えたガイガーを選手たちの半分が取り囲み、アメリカ人であるガイガーの判定は、多くの批判を浴びることとなった。ディエゴ・マラドーナも、イングランドを勝ち進めさせた彼を「大いなる盗みだ」と非難した。
FIFAが介入することとなり、アルゼンチンの元名選手マラドーナが、「辛く、とても感情的なものとなった試合で」、FIFAの正式メンバーを批判したことを非難する声明を発表した。そしてマラドーナは即材にFIFAに対して謝罪することになった。
ガイガーが興奮したコロンビア選手たちに取り囲まれて責め立てられている様子は、かつては数学教師だった審判ガイガーへの、かなりの同情も引き起こす結果となった。