東大生が厳選「世界史が好き&得意になる」3冊

「面白くない」の9割は読み方に難あり

僕はこのリード文の内容の中から重要だと思った部分を、何枚かの付箋に書いてまとめていました

章冒頭の「リード文」を、さらに付箋にまとめていく(写真:筆者)

章を読み進める前に「ローマ文明はギリシア文化を継承発展」「ギリシア文明やローマ文明はヨーロッパの思想の源流」……とリード文の内容をまとめておき、読み進める中で「この付箋と対応するな!」というページが見つかったら付箋をそのページに移動させるのです。こうすれば、リード文との関連をより強く意識することができるんです。

世界史を「つまらない!」と感じがちなのは、「何が起こったのか」暗記するだけの科目だと思いがちだからです。「どうしてそんなことが起こったのか」をしっかり考えたり、「どういう流れでその出来事が起こったのか」を知ろうとすれば、実は暗記なんて最低限でもよかったりします。

そして、この教科書は極めてスマートに「流れ」をまとめてくれている。「本文」にばかり目がいきがちですが、実はメインになっているのはリード文のほうと言っても過言ではなかったのです。リード文を読んでおけば、本文がすごくよく理解できる。あれだけ読みにくくてつらかった本文も、先にリード文を読んでおくだけで、読みやすくて楽しいものに早変わりするのです。

違う時代との「関連づけ」を知るための一冊

「関連づけ」なら『タテで覚える世界史B』
『タテで覚える世界史B』(書影をクリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします)

さて、お次はこちら。『タテで覚える世界史B』です。

この本は、他の世界史の参考書とは一味違う本です。というのは、普通の参考書であれば「時代ごとに」「ヨコで」世界史を見ていくのに対して、この本は「国や地域ごとに」「タテで」世界史を見ていくのです。

「13世紀→14世紀→15世紀……」というふうに時代ごとに追うのではなく、「イタリア史」「アメリカ史」「中国史」というように、地域ごとで区切られて書かれているのがこの教科書です。

次ページ独特な参考書には「使い方の工夫」が不可欠
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