東大生が厳選「世界史が好き&得意になる」3冊

「面白くない」の9割は読み方に難あり

『荒巻の新世界史の見取り図』はリトマス試験紙として使う

実はこの本、「世界史に詳しくなれば詳しくなるほど面白くなる本」なんです。世界史の知識がまったくない状態で読んでもあまり面白さが実感できない。けれど世界史を知れば知るほど「うわ! 超面白い!」となっていく。受験を終えてから読み直してみると、新しい面白さがまた発見できる。

面白いと感じれば理解できている証拠、面白いと感じなければまだまだ理解できていない証拠。そんな、リトマス試験紙のような本が、この『荒巻の新世界史の見取り図』なんです。

なので、僕はこの本を「リトマス試験紙」として使っていました。その単元を読んで、面白いと感じられなければまだ理解が不足している証拠だから、もういちど復習。面白いと感じれば次の単元へというふうに、「理解できているかどうかのテスト」として扱っていました。

これが、面白いくらいに当たるのです。大学に入って家庭教師として勉強を教えるときに、教え子にも試してみたのですが、教え子が「面白く感じられなかった」と答えた単元をテストしたら、そこだけできていないのです。

「教養のある大人」なら世界史未受験でも面白い?

そして、最近気が付いたのですが、「世界史の知識」にあまり詳しくなくても面白いと感じられる人もいます。それは、「社会学」「経済学」といった、世界史にも関連する知識、いわば「教養」のある大人たちです。

「世界史は未受験だけど、経済の勉強はしているビジネスマン」とか「世界史はあまり知らないが、幅広い教養を持っている社会人」とか、そういう方が読んでも面白く感じるそうです。

世界史も英語も、国語も数学も、本当に多くの本があります。でも、それをどう使うかというのは、読者に委ねられています。うまく使うのも、「面白くない本だ」と断ずるのも、読者の自由です。

でも、リード文を読んだら面白く感じられるようになったり、同時並行で読んだら理解度が増したり、教養を試す素材として使えたりと、どんな本にも「面白くなる」読み方・使い方があるものです。みなさんも、「面白くない本だ」と決めつける前に、いろんな本との付き合い方を模索してはいかがでしょうか。

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