日本代表が終盤で行った「消極的采配」の波紋

大会責任者スミス氏「特殊なケースのひとつ」

 6月29日、国際サッカー連盟のW杯ロシア大会責任者コリン・スミス氏は、1次リーグで積極的にゴールを狙おうとしない消極的な采配の試合が複数見られたことについて、組み合わせの決定方式や、大会規則に変更を行う計画はないと述べた。モスクワで2017年10月撮影(2018年 ロイター/Sergei Karpukhin)

[モスクワ 29日 ロイター] - 国際サッカー連盟(FIFA)は29日、ワールドカップ(W杯)ロシア大会1次リーグで積極的にゴールを狙おうとしない消極的なゲーム運びの試合が複数見られたことについて、組み合わせの決定方式や、大会規則に変更を行う計画はないと述べた。

日本は1次リーグE組最終戦のポーランド戦で0─1で敗れたが、同時刻に別会場で行われたセネガル─コロンビア戦で、勝ち点や得失点差などで並んだセネガルも0─1で敗れた。このため、「フェアプレーポイント」がW杯で初めて適用。1次リーグ3試合で両チームが受けた警告数によって順位が決められ、日本は勝ち上がりを決めた。

このポーランド戦の試合終盤、日本は1点のビハインドを負っていたが、セネガルよりもフェアプレーポイントで有利に立っていた。そのため、日本は得点を取りにいくことによって起こり得る警告や退場などのリスクを回避するため、後ろでボールを回すだけの展開となった。

その後にはすでにG組突破を決めていたイングランド─ベルギー戦も行われたが、この組を首位通過した場合、2位通過よりも決勝トーナメントで厳しい対戦相手が続く可能性があるため、両チームともに勝負に対して消極的に見えた。

大会責任者のコリン・スミス氏は、フェアプレーポイント制について、諸条件で複数チームが並んだ際に抽せんによって突破チームを決めることを避けるためにあるとコメント。同制度の1次リーグでの運用に関しては再検討すると述べたものの、今のところは規則を変更する予定はないとした。

また、日本の終盤のプレーについては「得失点差などでも並んだことによる特殊なケースのひとつ」だとし、意見を受け取っていることを認めた。

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