(4)仕事分野ランキング─ 1位は豊田市、富山市が 3位に浮上
1位が豊田市、2位が宇都宮市、3位が富山市の順になっている。
豊田市は自動車産業を武器に雇用領域と企業領域において強みを発揮している。富山市は前回3位の長野市を抜いてのランクインとなった。
45位は那覇市、44位は横須賀市、43位は函館市となっている。
安定した雇用の確保に加え、地域に蓄積された「技」や「知」を活かした新技術や新産業の創出が求められる。
生活・教育で富山市がトップ
(5)生活分野ランキング─ トップ3は変わらず
1位が富山市、2位が横須賀市、3位は秋田市の順になっている。
富山市は「待機児童率」および「生活保護受給率」が1位、「持ち家比率」が3位と個人(家族)の領域の全指標において上位に位置しており、家族のつながりと支え合いを 大事にする住民意識の高さがうかがえる。
一方で、45位は尼崎市、44位は東大阪市、43位は那覇市の順になっている。
高齢化率の上昇とともに一人暮らしの高齢者も増える状況において、家族や地域とのつながりや支え合いを深める取り組みがより一層求められる。
(6)教育分野ランキング─ 富山市が順位上昇トップへ
1位が富山市、2位が豊田市、3位が高槻市の順になっている。
富山市は「不登校児童生徒率」(9位→4位)および「社会教育費」(13位→ 3位)で の順位が上昇し、2016年版から順位を上げて、1位を獲得した。生涯を通して学び続けることのできる環境が整っている。
一方で、45位は横須賀市、44位は和歌山市、43位は越谷市となっている。
学校における教育環境の整備もさることながら、長い人生を生き抜くための学習環境の整備も一層求められる。