一方で、45位は青森市、44位は高知市、43位は和歌山市となっている。
青森市は、「一人あたり市民所得」が45位、「人口増加率」が43位と低迷しており、 2016年版から順位を落とした。人口減少時代に直面する我が国においては、地域資源 の掘り起こしや人材の育成など、地域の活性化に向けた対策を自治体と市民が一体となって講じることが求められる。
健康は長野市、文化は岐阜市
(2)健康分野ランキング─ 長野市がトップ、盛岡市が健闘
1位が長野市、2位が盛岡市、3位が前橋市の順になっている。
長野市は「平均寿命」および「体育・スポーツ施設数」が1位であり、長寿でスポー ツに親しむ環境が整っている。盛岡市は前回から順位を上げて、長野市に迫ってきている(6位→2位)。
一方で、45位は函館市、44位は下関市、43位は長崎市となっている。
健康であることは、仕事や趣味を楽しむための基礎であり、社会保障費の削減にもつながるため、個々人の健康づくりに対する意識の向上がより一層求められる。
(3)文化分野ランキング─ 国際色豊かな岐阜市
1位が岐阜市、2位が高崎市、3位が前橋市の順になっている。
岐阜市は「姉妹都市提携数」と「外国人住民数」が上位であることが貢献し、1位を獲得した。姉妹都市との相互交流や外国人住民との共生など、多様な価値観に触れる機会を有している。
一方で、45位は豊中市、44位は越谷市、43位は高槻市となっている。
異文化との触れ合いや外国人との交流など、多様性を受け入れる環境を整えることが 時代の変化に対応するためのカギであり、そうした取り組みの促進が求められる。