きつい腰痛改善に効く!「足と姿勢」の整え方 正しい姿勢になるエクササイズ教えます

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足裏には3つのアーチ(内側縦アーチ、外側縦アーチ、横アーチ)があり、この3つがしっかり保たれていれば、キレイな立ち姿勢を保つことができます。しかしこの3点のバランスが崩れると、姿勢や足の形も崩れます。

たとえば立った状態で足の親指の付け根(母趾球)を軽く浮かせてみましょう。小指の付け根(小趾球)とかかとに体重をのせると、膝が外側に広がり、O脚ぎみになります。逆に小指の付け根(小趾球)を軽く浮かせ、足の親指の付け根(母趾球)とかかとに体重をのせると、膝が内側に倒れたX脚になります。普段の立ち姿勢がいずれかのような状態であれば、自ずと全身もゆがんでしまい、腰痛などが起こるのです。この正しいアーチを保つためには、足裏の筋力を鍛える必要があります。

また身体のバランスを支えるには、足の指がしっかり動くことも大切です。とくに重要なのが親指と小指。親指は体を支える役割を、小指は歩くときに外側に流れやすい人間の体をコントロールしてくれます。足の指、足の指の付け根、かかとの3点がきちんと接地していると足裏が安定しますが、足の指が浮いてしまい、足の指の付け根とかかとの2点だけが接地していて、重心がかかと寄りになる「浮き足」の症状を抱える方も多く見受けられます。これもまた、身体のゆがみが大きくなるひとつの原因です。以下の8つの項目で、ゆがみ度をチェックしてみましょう。1つでもチェックが入るようなら、ゆがみがある証拠です。

自分のゆがみ度をチェック

腰痛の原因となる、自分のゆがみ度をチェック!

□歩いているとスカートが回ってしまう
□片足に重心をかけて立ってしまう
□脚の長さが左右で違う
□肩の高さが左右で違う
□椅子に座っていると、無意識に脚が開いてしまう
□仰向けで寝ることができない
□脚を組むクセがある
□片方の歯で噛むクセがある

スマホの普及により、猫背の方がいまだかつてなく増えています。猫背が基本姿勢になると呼吸が浅くなり、あばら骨が前に浮き出し、上半身に厚みが出ます。首が前に出て肩こりや首こりを引き起こし、内臓が下垂するためぽっこりお腹になります。これに伴って、内股で出っ尻の人も多いですね。内股がひどくなるとO脚になり、骨盤が前傾してしまうので、生理痛が悪化したり、不妊に繋がったりと、いろんなところに影響が出てしまいます。正しい姿勢、立ち方、座り方を日ごろから意識し、身体にクセづけることが大切です。

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