米国株は小幅高、米中貿易摩擦巡る懸念後退

米が中国通信機器大手ZTEへの制裁緩和示唆

 5月14日、米国株式市場は不安定な値動きとなる中、小幅高で終了。NYSEで撮影(2018年 ロイター/Lucas Jackson)

[ニューヨーク 14日 ロイター] - 米国株式市場は不安定な値動きとなる中、小幅高で終了。ディフェンシブ銘柄が軟調となったものの、米政府の制裁措置によって主力事業が停止に追い込まれている中国通信機器大手の中興通訊(ZTE)<0763.HK><000063.SZ>について、トランプ米大統領が制裁緩和を示唆したことを受け、米中貿易摩擦を巡る懸念が和らいだ。

トランプ大統領は13日、ZTEの早期の事業再開を支援すると述べた。

ディフェンシブ銘柄は軟調で、公益事業<.SPLRCU>や通信<.SPLRCL>の下げが目立った。不動産<.SPLRCR>も売られた。

一方、ヘルスケア<.SPXHC>は上昇。トランプ大統領はこの日、薬価に関する提案を明らかにした。

石油輸出国機構(OPEC)が世界的な原油の供給過剰は事実上解消したとの見方を示したことを手掛かりに原油価格が上昇したことを受け、エネルギー株<.SPNY>も買いが優勢となった。

ゼロックス<XRX.N>は4.3%安。同社は13日、富士フイルムホールディングス<4901.T>との統合合意を解消すると発表した。

米最高裁が、州によるスポーツ賭博の合法化に道を開く判決を下したことを受けてカジノ運営会社などが急伸し、ペン・ナショナル・ゲーミング<PENN.O>が4.7%、シーザーズ・エンターテインメント<CZR.O>が5.5%、それぞれ上昇した。

ZTEのニュースを好感して光学部品メーカーも上昇。アカシア・コミュニケーションズ<ACIA.O>は8.7%高となった。

防衛関連のレイセオン<RTN.N>やロッキード・マーチン<LMT.N>、ノースロップ・グラマン<NOC.N>は、地政学的緊張緩和の観測を背景に売られた。

メディア大手バイアコム<VIAB.O>は4.9%安。バイアコムとテレビ局CBS<CBS.N>の支配株主シャリ・レッドストーン氏が計画している両社の合併を巡り、CBSが提訴した。CBSは2%高。

ニューヨーク証券取引所では、値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を1.12対1の比率で上回った。ナスダックでは1.19対1で値下がり銘柄数が多かった。

米取引所の合算出来高は59億6000万株。直近20営業日の平均は66億5000万株。

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