無責任なヤツほど出世する残念な職場の正体

説得力のある嘘つきが支配力を持つカラクリ

「なんであの人が偉くなる? この会社、いったいどうなってる?」という職場ばかりがはびこっている(撮影:今井 康一)

無責任、嘘つき、上から目線――。

「刑事訴追の恐れがあるのでお答えできません」の財務省文書改ざん問題に始まり、「胸触っていい?腕しばっていい?」のセクハラ事件まで。

いったいこの国のエリート中のエリートたちは、どうなっているのか?いい大学を出て、入省するときには「日本を良くしよう!国民のために働こう!」と高い志をもっていたはずなのに、いったいなぜ、こんなにも残念な言動を懲りもせず繰り返すのか。

実に残念。本当に残念。残念としか言いようがない。だが、実はこれは財務省の話であって、財務省の話ではない。

大組織の上層部には「無能」な人々が積み上げられる

「階層社会では、大きな組織の上層部に立ち枯れた木々のように『無能』な人々が積み上げられている」

“ピーターの法則”で知られる米国の階層社会学者、ローレンス・J・ピーター博士が指摘したとおり、人は出世をすればするほど無能になり、やがて組織の上層部は「立ち枯れた木々」だらけになっていく。

拙著『残念な職場――53の研究が明かすヤバい真実』でも紹介しているが、まずはちょっとしたテストをやってみて欲しい。

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