ジャガーさん「若者がTVを見ないのは当然だ」 千葉テレビ伝説のスポンサーが本音で語った

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ジャガーさんは著名バンドとの付き合いも長い。「X JAPANのHIDEくんはジャガーカフェというライブハウスの従業員として働いていました。多くのバンドの方が出入りしていてGLAYのメンバーも来ていたと思います。氣志團の綾小路翔くんはバイトの面接に来たんですが、中学生であまりに若かったので断っちゃった」(撮影:梅谷秀司)

視聴者のレベルが上がっていることも大きい。スマホが普及したこの10年くらいで、映像を見る人の目は飛躍的に肥えてしまった。

ジャガーもスマホは好きだけど、今は高校生でもスマホで世界中の映像を一瞬のうちに見ることができる。だから、家に帰ってゴールデンタイムのテレビを見ても、YouTubeとかと比べて「なんだこりゃ。これじゃ見ないよ」となってしまう。

ネットニュースやSNSの普及も影響している。情報はとても早いし、たくさんのニュースがあって、検索すれば「あれ、これは何だったっけ?」とすぐに調べることができる。ワイドショーのコメンテーターの話も、昔だったら丸のみでそのまま信じていたけど、今なら「あれは違うよね」という見方が出てくる。そういうところもテレビが厳しくなっている原因かもしれない。

過去のコンテンツを気軽に見られたらいい

――テレビをもっと見てもらうために、どんな仕組みが必要だと思いますか?

ジャガーは30年くらい前にテレビ朝日の番組に出ていたけど、それを今見たいと思っても見られない。そういう過去のコンテンツを視聴者が簡単に引っ張り出して見られるようにできれば画期的だよね。有料課金にしてさ。テレビ局にはこれまでの番組やニュースなど、膨大な映像コンテンツのストックがある。見たい人は絶対に多いはず。もちろん、権利処理の問題はあるけど。

テレビを「スマホとテレビの中間」みたいにしてしまえばいい。リモコンなんかも、今のものは操作性が悪いしどうしようもないじゃない? あんなものはタッチパネルでスマホみたいにすればいい。ちょっとクリックすると過去の映像を見られるとか。グーグルみたいな検索があればいいよね。

さっきから悪口ばかり言っているな(笑)。スマホの画面はこんなに小さいけど、テレビはやっぱり大画面というのが強みだから。テレビで好きな時間に何でも見られるようにすればいい。ジャガーも大迫力の70インチの液晶テレビで見ています。たとえばだけど、こうしたアイデアが必要ですね。

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