GW中に試したい!「アナログ生活」のススメ 単一機能なら従来品のほうがベターかも
キッチンタイマーVS. アマゾン・エコー
アマゾンのスマートスピーカー、エコーで最もよく使われているのがタイマー機能だ。野菜の下ごしらえをしている中でも「アレクサ、タイマーを80分にセットして」と言うだけでいい。
だが安物のキッチンタイマーのほうが優れていると言い切れるだけの理由がある。
タブレットをレシピ閲覧専用機にする人も多いが…
調理時間は熱源などの要素によって変わるから、調理中は火の通り具合をチェックし、場合によってはタイマーの設定時間を変えることになる。これは従来型のキッチンタイマー(それがアナログ式であれ、ボタンが2つ3つ付いたデジタル式であれ)のほうが簡単だ。ダイヤルを回すなりボタンを押すなりするだけで時間設定を調節できるのだから。
また、従来型のキッチンタイマーであれば残り時間も一目瞭然だ。この点、エコーの場合はスマホのアプリを立ち上げて調べるか、アレクサに頼んで教えてもらわなければならない。スマートスピーカーをタイマーとして使い続けるのはやはり、面倒だ。
紙vs.タブレット
iPadやアマゾンのFireといったタブレットを新型に買い換えた場合、古いほうはキッチン用にするという人も少なくない。レシピ閲覧専用機として生まれ変わるためだ。
私もやってみたのだが、使い勝手は今ひとつだった。どうしても食べ物で画面が汚れてしまうため、しょっちゅう拭いてやらなければならないし、充電も必要だ。分量を倍にしたいとか半分にしたいという場合には頭の中で計算をしなければならない。ただでさえ忙しいのに余計な仕事が増えてやっかいだ。
だがプリントアウトしたり手で紙に書いたレシピなら話はずっと単純だ。レシピを改変した場合のメモを書き足すのも簡単。よほどの悪筆でなければ、手順や材料を読むのに苦労はしまい。
それにもし、食べ物で汚れてしまったら、ゴミ箱に捨てればいいだけだ。
(執筆:Brian X. Chen記者、翻訳:村井裕美)
(c) 2018 New York Times News Service
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