「部下を放置する上司」にあたった人の悲劇 「仕事は盗むもの」は確かに正論ですが…

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A美さんは絶望しました。が、転職してせっかく給料がアップしたばかり。すぐに会社を辞めたくはありませんでした。そこで、A美さんは全力を出すことにしました。

A美さんは社内で人脈を増やし、自分の能力で何ができるかを考えたのです。A美さんは同僚の仕事を見て覚え、業務の改善点を提案し、上司に自分がどんな仕事がやりたいかを積極的に伝えていきました。

そして、上司に少しでも気に入ってもらえるよう彼と同僚たちとで、毎週ゴルフにも行きました。むしろ仕事とゴルフしかしてなくない? みたいな生活になりました。

その結果、A美さんはこの部署が何をしているかだんだんと理解できるようになってきました。積極的に上司に何をやりたいか伝えてきたかいもあり、希望どおりの仕事もふられるようになり、そして1年後……

A美さんは、めちゃくちゃ忙しくなりました。

ありがたいようなありがたくないような……。

プレーヤーおじさんは、仕事は盗んで覚えろ、自分で作れという職人気質なビジネスパーソンでもあります。そのため、部下を育成するということにはあまり興味がありません。

1から10まで教えて! といった受け身の態度では、この上司の下ではまったく自分の能力を伸ばすことができないのです。

彼らから学ぶことはたくさんある

しかしながら、このプレーヤーおじさんは優れたプレーヤーでもあります。彼らから学ぶことはたくさんあるのです。

ある一定の年齢になれば、誰かから教えてもらえるということもほとんどなくなっていきます。プレーヤーおじさんにあたってしまったそのときこそが、独り立ちのチャンスなのです。

その後のA美さんは、新しく入った後輩には懇切丁寧に仕事を教えているそうです。が、「それではいかん!」と上司に注意されているそうで……。どちらがいいかは考えものですね。

といったところで今日は失礼します☆

ずんずん キャリア・人間関係コーチ、コラムニスト

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ずんずん / zunzun

元外資系OL。大学卒業後、埼玉県にある日系事業会社に就職。激務の果てに「死ぬ前に丸の内OLになりたい」と転職活動を開始し、外資系投資銀行に採用される。さらにシンガポールの世界的IT系企業で働いたのち、帰国。著書にコミックエッセイ『外資系はつらいよ OLずんずんが見た資本主義帝国♪の全貌』『外資系OLは見た!世界一タフな職場を生き抜く人たちの仕事の習慣』(ともにKADOKAWA)『エリートに負けない仕事術』(大和書房)がある。

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