「名刺入れを忘れることはあまりないのですが、営業なので『配りすぎて肝心の名刺がなくなった!』という事態がけっこう起きる。そこで普段遣いとはまた別の名刺入れを、補充用として持ち歩くのはオススメです」(販売・男性・39歳)
いわば「スペア」「リザーブ」「控え」である。極めて安価なものでいいので、「名刺がない!」という事態を避けるためのバックアップ用に、「2つ目の名刺入れ」は持っておいて損はなさそうだ。
名刺に関しては、上級者になると、こんなツワモノもいた。
「以前、クライアント先で名刺入れを忘れたことに気づいたとき。先方が部屋に入る前に、すっと先輩がスペアの名刺入れを貸してくれたことがありました。驚いたのは、そこに先輩の名刺はもちろん、後輩の私や上司の名刺までが入っていたこと。どこまで準備がいいのか、と感動しました」(士業・男性・34歳)
そこまでいくと、少し怖い気もするが、いずれにしてもつねに名刺を切らさないための工夫をしておくのはよさそうだ。
充電変換コネクターで“気が利く系“をアピール
2.靴べら
営業系の中でも、保険業や不動産販売など、「一般家庭にあがる可能性の高い」先輩社員の中には「携帯用の靴べら」をすすめる声がチラホラあった。理由は靴を脱いで家にあがった後、スマートに靴を履くためだが、「新人時代、上客の家で靴べらをお借りした際に、入れる角度が悪かったのかボキッと折ってしまって……。それ以来、持ち歩いています」(金融・男性・34歳)という理由で、靴べらを持ち歩き始めた、という人もいた。
3.ばんそうこう
自分自身の備えにもなるうえ、同僚などの助けにもなる。いわば一石二鳥のグッズ類を推す人も目立った。そんな「気が利く系」のグッズの代表が「ばんそうこう」だ。特に女性からの意見が多かったのは、こんな理由からだった。
「新品やヒールの高い靴を履いて長めに歩かなければならないとき、靴ずれがけっこうおきやすい。そんなときのために、ばんそうこうを持ち歩いています。また、社内で誰かがちょっとケガをしたときなどに『ばんそうこう持っている?』などと言われることがたまにあって、『さすが!』と多少持ち上げられるメリットもある。実のところ、自分のため、なんですけど」(IT・女性・35歳)
4.充電コネクター
「持っている?」「貸してくれない?」。そう聞かれがちなモノといえば、ケータイ充電器も定番だ。自分用の充電器を持ち歩いている人は多いだろうが、機種が異なれば、貸し借りできない。しかし、そんなときのために“備えている”と豪語する先輩もいた。
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