エレベーターはどうやって昇降しているのか

意外と知らない、周囲にある「すごい技術」

最近のエレベーターはだいぶ静かで、ほとんど揺れない。時速70キロを超えるスピードで昇降しながら、床に立てた10円玉が倒れないほどだという。これはコンピュータ制御のおかげで、かごにつけられた加速度センサーが揺れを感知すると、ローラーとレールとの力関係をコンピュータが調整。つねにかごの振動を抑えるよう保たれているのだ。

(イラスト:小林哲也)

コンピュータ制御は、待ち時間の縮小にも一役買っている。何台もエレベーターが並んでいるのに、長く待たされたという経験がある人も多いだろうが、新しいビルではそんなことはほとんどない。「人がイライラせずに待てるのは1分以内」とも言われるが、コンピュータ制御でそれが実現されているのだ。

待ち時間を減らすという点では、エレベーターには「スカイロビー構造」も多く採用されている。このスカイロビー構造とは、高層ビルで何十台ものエレベーターを効率よく運用するために、各階止まりと直通とに分け、途中の階で乗換える方式のこと。これらはビルの構造にも影響を与えている。

(イラスト:小林哲也)

「エスカレーター」の知られざる仕組み

エレベーターの話を聞いて、「では、エスカレーターは?」と思う人もいるだろう。このエスカレーターにも、人に話したくなるような“すごい技術”が隠されている。

「エスカレーター」とは、ラテン語の「Scala」(階段)と英語の「Elevator」(エレベーター)を組み合わせて作った言葉で、考案者のチャールズ・シーバーガーが1895年に命名した、その名のとおり、階段状の昇降装置である。エスカレーターの利点は搬送能力が高いこと。エレベーターに比べ、格段に効率がいい。

次ページ街で見られるエスカレーターは
キャリア・教育の人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • iPhoneの裏技
  • 地方創生のリアル
  • 岐路に立つ日本の財政
  • 自衛隊員も学ぶ!メンタルチューニング
トレンドライブラリーAD
  • コメント
  • facebook
0/400

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
沸騰! 再開発バトル<br>「不動産好況」はいつまで続く

東京をはじめ、地方都市でも活況が続く都市再開発。人口減少時代に過剰感はないのか。ベンチャーの聖地を争う東急・三井両不動産、再開発で「浮かんだ街・沈んだ街」、制度を巧みに使う地上げ最新手法など、多方面から街の表と裏の顔を探る。