事実!痩せるのに「カロリー計算」は不要だ

大事なのは食事の「量」ではなく「質」

重要なのは、摂取量ではなく、食事の「質」だった(イラスト:Paul Rogers/The New York Times) 

ダイエットをしたことがある人なら誰でも、減量するための一般的な方法は摂取カロリーの量を減らすことだと知っている。

しかし、米医学誌『JAMA』に先日掲載された研究はこの概念を覆すかもしれない。同研究では、添加砂糖、精製穀物、加工度の高い食品を減らす一方で、カロリーや量を気にせずに野菜と自然食をたくさん摂取すると、1年間で大幅に体重が減ったという。

大事なのは食事の量ではなく、質

この結果が表れたのは、脂肪が少ない食事もしくは炭水化物の少ない食事を中心に摂った人々だ。そして彼らの減量の成功は、遺伝的特徴や炭水化物を摂取した際のインスリンの分泌反応の影響を受けないとみられることがわかった。

このことは、DNA構成、もしくは炭水化物や脂肪に対する耐性によって異なる食事法が推奨されるべきという考えに、疑問を投げかけるものだ。そして、食事の量ではなく質が、長期的に見て最も簡単に体重の減少や管理に効果的であるという見解を強く支持している。

また、保健当局は国民に対してカロリーを意識するよう提言するのをやめ、ベーグルなど精製デンプンや添加砂糖が含まれる加工食品、精白パン、精製小麦、糖分の多いスナック菓子や飲料を避けるよう促すべきであることを示していると、タフツ大学栄養科学・政策大学院学長で心臓病専門医のデリアシュ・モザファリアンは指摘する。

「この研究は、米国における肥満のまん延を抑制する指針となる」と、モザファリアンは言う。彼は今回の研究には携わっていない。「米国やその他の国にとっても、カロリーとカロリー計算を重視する政策をやめるときだ」。

今回の研究は、スタンフォード大学予防研究センターのクリストファー・ガードナーが主導。規模は大きく、米国立衛生研究所(NIH)や非営利組織の栄養科学イニシアチブ(NuSI)などから800万ドル(約8億5000万ドル)の資金を得て、600人以上を対象に実施された。

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