300万人のドバイが観光収入3兆円を稼ぐワケ ド派手なドバイワールドカップに行ってきた

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ここからは恒例の競馬の予想コーナーだ。ドバイを熱く語った後は、国内の競馬へ。しっかり予想して、バッチリ当てたいものだ。

桜花賞はラッキーライラックの「2番手探し」

いよいよ週末は桜花賞(3歳牝馬のG1、1600メートル、8日阪神競馬場11R)。これはもう、ほとんど昨年の2歳女王であるラッキーライラック(1枠1番)を見るレースであろう。

なにしろ無敗の4連勝。4勝のうちには、阪神JF(G1)とチューリップ賞(G2)という桜花賞と同じ阪神1600メートルのレースが含まれている。この条件では負ける気がしないだろう。無敗の桜花賞馬が誕生すれば、2004年のダンスインザムード以来の快挙となる。

あえてラッキーライラックに死角があるとしたら何か。鞍上の石橋脩騎手が不安だ、との声は4連勝の実績に対して失礼であろう。

では血統はどうか。阪神JFで人気を分け合った同じオルフェーヴル産駒のロックディスタウンが、父譲りの気性の荒さが難になっているのに比べれば、ラッキーライラックは信じられないほど「優等生」タイプである。それでは最内枠1番が不安か。いやいや、それくらいで引っくり返る実力差とは思えない。

確かに昨年のソウルスターリング、一昨年のメジャーエンブレムなど、桜花賞ではたびたび人気馬が不覚を取っている。とはいえ、ここはラッキーライラックを信じて2番手探しと行こう。シンザン記念で牡馬相手を制したアーモンドアイ、捲土重来を期すリリーノーブルとマウレア、あるいはフェアリーステークスを制したプリモシーン。馬単ないしは3連単で「攻めの馬券」といきたい。

阪神競馬場の桜はすでに大半が散っているかもしれないが、この週末は3歳牝馬が咲かせる花を見届けに行こう。

かんべえ(吉崎 達彦) 双日総合研究所チーフエコノミスト

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Kanbee

吉崎達彦/1960年富山県生まれ。双日総合研究所チーフエコノミスト。かんべえの名前で親しまれるエコノミストで、米国などを中心とする国際問題研究家でもある。一橋大学卒業後、日商岩井入社。米国ブルッキングス研究所客員研究員や、経済同友会代表幹事秘書・調査役などを経て2004年から現職。日銀第28代総裁の速水優氏の懐刀だったことは知る人ぞ知る事実。エコノミストとして活躍するかたわら、テレビ、ラジオのコメンテーターとしてわかりやすい解説には定評がある。また同氏のブログ「溜池通信」は連載500回を超え、米国や国際政治ウォッチャー、株式ストラテジストなども注目する人気サイト。著書に『溜池通信 いかにもこれが経済』(日本経済新聞出版社)、『アメリカの論理』(新潮新書)など多数。競馬での馬券戦略は、大枚をはたかず、本命から中穴を狙うのが基本。的中率はなかなかのもの。

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