20代は「何のために仕事をするのか」と考える

部下の素朴すぎる質問にどう答えるべきか

なんのために仕事をするのでしょうか(イラスト:Oceans)
30代~40代のビジネスパーソンは「個を活かしつつ、組織を強くする」というマネジメント課題に直面している。ときに先輩から梯子を外され、ときに同僚から出し抜かれ、ときに経営陣の方針に戸惑わされる。しかし、最も自分の力不足を感じるのは、「後輩の育成」ではないでしょうか。20代の会社の若造に「もう辞めます」「やる気がでません」「僕らの世代とは違うんで」と言われてしまったときに、あなたならどうしますか。ものわかりのいい上司になりたいのに、なれない。そんなジレンマを解消するために、人材と組織のプロフェッショナルである曽和利光氏から「40代が20代と付き合うときの心得」を教えてもらいます。

昔ならば「使命感」「責任感」と答えておけばよかった

今回のテーマは「使命」です。我々オッサン世代の若い頃を思い出すと、当時の上司や先輩達に仕事をしている理由を問えば、「使命感」「責任感」などという言葉が返ってきたように思います。「使命」とは、「使者として命ぜられた任務」のことを言います。

当記事は、『OCEANS』の提供記事です。元記事はこちら

対応する英語のmission(ミッション)も、ラテン語のmittere(ミッテレ。遠くに伝道する)から派生した言葉で、「使命」と由来もよく似ています。「使命」も「ミッション」も、誰から命ぜられたかは神や天、社会や会社などいろいろありますが、どれも外部から自分へ期待されたことです。

次ページ「誰かの期待に応えるため」といった利他的な考えがある
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社会を揺るがした関電首脳らの金品受領問題。本誌は関係者による内部告発文や関電の内部調査報告書などで、「持ちつ持たれつ」の関係に迫った。実態解明は第三者調査委員会に委ねられるが、原発推進への自傷行為となったのは間違いない。