しかし、私はどちらかというとガサツ……いや天才肌だったため、細かさに欠けていたのです。そこにマイクロマネジメントおじさん上司がついてしまったので、この世は地獄と化しました。
しかも、私の上司であったマイクロマネジメントおじさんは、常軌を逸した細かさの持ち主だったのです。
なんと、メールの文面、会議での発言の仕方、話し方といったことまで指示してくるのです。
私は外資系企業に勤めていたのですが、このおじさんは、私の英語の発音まで指導してくる始末です。exemption(控除)という単語があるのですが、
「なんだその発音は! それじゃexemptionじゃなくてexamptionに聞こえるぞ!!」
と言われた時には、そもそもeとaのおじさんの発音の違いがわからず、
アレこれ? ギャグかな?とは思いました。
しかしながら、私は、これはもう我が宿命だ……
と、おじさんに抵抗することを諦め、運命を受け入れました。ストレス発散のためにソシャゲに課金することはせず、このマイクロマネジメントおじさんをどう攻略するかを考え始めたのでした……。
指示から外れると烈火のごとく怒りだす
マイクロマネジメントおじさんは、細かく細かくいろんなことを指示してきて、その指示から少しでも外れてしまうと烈火のごとく怒りだして修正を求めてきます。
こうなってくると、何をしても怒られてしまうので、何が正しいかわかりません。
パワポの文字の位置はここでいいのか……。メールの文面はこれでいいのか……。そんな些細なことでも迷い始めてしまいます。
しかし、逆に上司に「これでいいですか?」と確認すると、「そんなこと自分で判断しろ!」とこれまた烈火のごとく怒りだすのです。私は頭を抱えました。
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