社長の僕が40歳を過ぎて大学院に通ったワケ ストライプ石川康晴社長が語る「学び直し」

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アパレル業界の風雲児はなぜ学び続けるのか(撮影:梅谷秀司)

「アースミュージック&エコロジー」をはじめ女性に人気のブランドを全国に1200店舗以上展開するストライプインターナショナル。創業者の石川康晴社長は、経営者でありながら京都大学大学院のMBA(経営学修士)コースに通う学生でもある。

2月19日発売の『週刊東洋経済』は、「ライフ・シフト 学び直し編」を特集。アパレル業界の風雲児はなぜ学び続けるのか、石川社長に話を聞いた。

大学院に通うことになったきっかけ

――現役の経営者が大学院に通っているという話はあまり聞いたことがありません。

きっかけは2つありました。1つは、企業は社長の身の丈以上に成長しないと気がついたこと。社長の能力が低いと経営戦略を立てられないし、部下がすばらしい提案をしても、それが良いか悪いか見抜けずにはね返してしまう。それでは会社が伸びません。売上高が1000億円前後になったときに、「もう1回勉強しないと、自分の能力のせいで会社の成長が止まってしまうな」と危機感を覚えました。

週刊東洋経済2月19日発売号(2月24日号)の特集は「ライフ・シフト 学び直し編」です。書影をクリックするとアマゾンのサイトにジャンプします

そんな頃に、銀行に勤めているテニス仲間の女性から、会社に内緒でこっそりMBAに通っているという話を聞きました。ハッと気づいたのが、「会社に隠してでも勉強したい人がいるんだ」ということ。そして、僕みたいに比較的自由がある立場なら、「行けない理由はない」と受験を決めたのです。

ところが、ユニクロの柳井正社長に相談に行ったら、反対されました(笑)。「MBAは(経営者が)取るものではなくて、(取得者を)雇うものだ」と。僕がカチンと来て言い返すと、「そんな暇な時間があったら仕事しろ」と諭されました。

それでもわれわれのようなベンチャーは、学習意欲のある人を応援できる体質にしなければいけない。いまは希望する社員にもMBAを取りに行ってもらっていますが、まずは、トップである僕が第一歩を踏み出しました。

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