日本郵便「郵便・物流イノベーション」の本気

スタートアップとの連携によって革新

連携の意義を語る郵便・物流業務統括部長の三苫倫理氏(右)  (写真:日本郵便)

「ゆうパックの配送の効率化については、現場でも強いニーズがありました。ベテランさんの動きを追ったり、ストップウォッチで測ったり、現場の協力は大きかったです。アルゴリズムに関するさまざまな技術がある中、オプティマインドさんの技術が効くのかどうかは、ある意味賭けでした。実際にやってみて具体的な効果が出たので、さらに進めてみようと思います。オプティマインドの皆さんは技術者の集団なので、マネジメント面は必ずしも強くありませんがそこへの支援も含め、一緒になって作り上げていこうと腹をくくりました。大手ベンダーでなくてもできる。むしろ、素早く柔軟にできる、スピード感が魅力と感じました」

郵便事業のイノベーションは実現するのか

コンテストの審査結果の講評で横山社長は、eコマース拡大を受けて物流が2~3割アップする中、安定的な対応を実現することが、最大の経営課題。これにはオープンアーキテクチャで臨むとの決意を示しました。

今回のプログラムでは、主力事業のコア部分をスタートアップに開放してイノベーション創出に取り組む日本郵便の本気度が際立ちました。オープンイノベーションプログラムを起点とした、既存事業の変革、伝統的な組織の活性化モデルともなるのでは、と思います。

イベントの締めは、プログラムの企画と実施に奔走した日本郵便事業開発推進室の福井崇博主任こだわりのエンディング。

静かに会場ライトが消え、音楽とともに大スクリーンにゆっくりとエンドロールが流れます。参加企業、メンター、スタッフ、協力郵便局、担当社員など総勢200人超の参画者一人ひとりの名前が約4分間スクリーンに映し出されました。席を立つ人もなく最後は満場の大きな拍手。多くの人が「前のめり」となった取り組みの熱量を改めて確認できた瞬間でした。

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