そして、オープンイノベーションプログラムで約3カ月間、ゼロから新しい連携事業の準備をしてきた4社のスタートアップがそれぞれの取り組みを熱っぽくプレゼンテーション。日本郵便の担当メンターがそれぞれの連携事業の意義を説明します。
外部審査員として参加した、春田真氏(スクラムベンチャーズ パートナー)、石黒不二代氏(ネットイヤーグループ 代表取締役社長 兼 CEO)、佐藤裕介氏(hey代表取締役社長)との質疑にも、事業に懸けた思いや連携のインパクトの大きさがにじみ出て、聴衆も引き込まれていました。
ポスト・ロジテック・イノベーション・プログラムとは?
ポスト・ロジテック・イノベーション・プログラムは、「郵便・物流イノベーションを巻き起こす」ことを目的に日本郵便が実施するスタートアップとの連携事業です。設定テーマは、①技術を活かした新しい郵便・物流の仕組み、②管理配送業務の効率化、③郵便局や郵便事業用車両などのリソースを活用した新サービス、の3つ。
プログラムではメディア告知で幅広く募集をして、105社から4社の採択企業を決定。約3カ月間、郵便・物流の担当部門および現場とともに連携プロジェクトに磨きをかけます。担当メンターとして日本郵便の社員がつき現場との橋渡しをします。
運営サポートは日本のアクセラレーターの先駆けともいえるサムライインキュベート。同社代表の榊原健太郎氏が陣頭指揮を執ります。外部メンターとしては、Yahoo!アカデミア学長の伊藤羊一氏や、LINEのプラットフォームエバンジェリスト砂金信一郎氏など業界の有名人が参画。
今回事業に取り組んだのは以下の4社です。
郵便・物流の配送手段としての無人機の活用に向けて、空のドローンと陸のドローンの両面から検討
オプティマインド
郵便・物流の効率性の追求を目指し、最適化エンジンと機械学習を活用した配達ルートの最適化の検討
ecbo
荷物預かりサービス「ecbo cloak」と郵便局や物流網の連携・活用について検討
MAMORIO
IoTを活用した遺失物早期返還の仕組み「MAMORIOプラットフォーム」と日本郵便の物流網の連携で、落とし物がより見つかりやすくなるサービス創出の検討
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